© DR

★16:50の回上映後、キュンチョメ (アーティスト) によるアフタートークを予定しています。

 

15:00
ある夏の記録 Chronique d’un’été de Jean Rouch et Edgar Morin

(フランス/1961年/86分/モノクロ/デジタル/フランス語/日本語字幕)

監督:ジャン・ルーシュ、エドガール・モラン
出演:マルスリーヌ・ロリダン、ジャン=ピエール・セルジョン、ナディーヌ・バロー、レジス・ドゥブレ、マリルー・パロリーニ

パリ、1960年夏。街へ出たカメラは、様々な人びとを切り取っていく。工場労働者、会社員、芸術家、学生、黒人移民――世代も生活環境も異なる人びと。「あなたは幸せですか?」という質問が投げかけられ、愛、仕事、余暇、人種問題について取材が重ねられていく。作品の後半、インタビューとして撮られた映像について、被写体となった人びとが集められ、議論を交わす。撮影対象に積極的に関わることにより、映画の持つ作為的な要素や政治性が明らかなものとなり、概念としての「リアル」と「フィクション」が問い直される。ルーシュとモランの共同監督による、軽量の16ミリカメラと録音機で撮影された「シネマ・ヴェリテ」の代表作。

 

 

© Survivance

16:50
ある夏のリメイク Reprendre l’été de Magali Bragard et Séverine Enjolras

(フランス/2016年/96分/カラー/デジタル/フランス語/日本語字幕)

監督、撮影:セヴリーヌ・アンジョルラス、マガリ・ブラガール

本作は、ジャン・ルーシュとエドガール・モランによる『ある夏の記録』の現代版リメイクである。「あなたは幸せですか?」−−−−オリジナルから50年の月日を経て、2人の若い女性監督が、夏の間パリとその郊外で同じ質問を投げかける。人びとはどのように返答するのか、時代が変われば答えも変わるのか。生についての問いかけは、フランス社会のポートレイトであると同時に、手法としてのシネマ・ヴェリテの意義を今日において見直す試みとなるだろう。

 

 

★チケット販売
前売券の販売はございません。当日券は、会場(東京藝術大学馬車道校舎)にて1本目の開演30分前より販売、現金支払いのみ。
※開場は、1本目開演30分前、2本目開演20分前より。1本目から同日上映作品のチケットを同時にご購入いただけます。
※番号順でのご入場・全席自由席・各回入替制。
※プログラムはやむを得ない事情により変更されることがございますが、予めご了承下さい。

 

 

<ゲストプロフィール>

 キュンチョメ Kyun-Chome (アーティスト)

ホンマエリとナブチの男女二人によって2011年に結成されたアートユニット。自らの嗅覚と欲望に従って国内外各地に中長期にわたり滞在し、行為(アクション)、リサーチ、インタビュー、映像制作を繰り返しながら、その土地の最もコアな現実に切り込んでいくスタイルで活動している。これまで福島、石巻、沖縄、香港、ベルリンなど、社会の分断を抱えた地域での活動を、主に映像インスタレーションとして発表。科学や論理を超えてなお人々が信じようとする「現代の信仰」の対象を探り、そこに渦巻く感情や真実をあぶり出す作品群は、加害者と被害者、当事者と非当事者、善と悪の境界線を揺さぶり、詩的かつユーモラスに異次元へと昇華させる。www.kyunchome.com

 

 

12
14
  • 2019-12-14 - 2019-12-14
  • 一般:1200円、アンスティチュ・フランセ会員・学生:600円、東京藝術大学の学生無料 (一般の方は、同日2作品セット1,800円)
  • 045-201-1514
  • 東京藝術大学 (横浜・馬車道校舎)大視聴覚室
    〒 〒231-0005
    4-44 中区本町 横浜市

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