© Collection Christian Polak

 

今年でリヨン市と横浜市が姉妹都市提携60周年を迎えるのを記念して、フランスと日本の交流史に詳しい歴史研究家のクリスチャン・ポラック氏をお招きし、講演会を開催します。1859年に横浜港が開港して以来、絹織物産業の発展をきっかけに生まれたリヨンと横浜の深い結びつきから、近年における文化やニューテクノロジーの領域での協働関係まで、両市が長年に渡って築いてきた交流の歴史をたどります。

講師:M. Christian Polak

* 日本語で行います。

 

 

Christian Polak クリスチャン・ポラック

1950年、南フランスのノガロ生まれ。株式会社セリクの創設者・代表取締役社長、公益財団法人日仏会館理事、日仏外交・交流史研究家。1971年以来、日本在住。 これまでに、日本と韓国の各界経営陣、また、アジア、ヨーロッパにおける、経済・産業界トップ との交流の輪を広げてきました。アジア、ヨーロッパそれぞれの地域文化に精通し、各国間のビジネス交流分野のエキスパートで あることから、日本の様々な行政機関および団体向けのコンサルタントとして任命され活躍しています。

 

 

 

リヨンと横浜のつながり

リヨン市と横浜市が姉妹都市となったのは、1959年。元々リヨンは、ヨーロッパにおけるシルクロードの最終地点として古くから絹織物産業が発展していました。しかし、19世紀にスペインで発生したカイコの病気がヨーロッパ全体に広まり、絹の入手が困難となりました。その危機を救ったのが、横浜港から輸出された日本の生糸。絹がとりもつ縁によって両市は友好関係を築いていき、姉妹都市として結ばれたのでした。それ以来、友好委員会をはじめとする市民同士の交流に加え、文化芸術、教育、温暖化対策、経済などの分野を中心に交流が深められています。

 

 

05
25
  • 2019-05-25 - 2019-05-25
  • 17:30 - 19:00
  • 入場無料、要予約。
  • 045-201-1514
  • アンスティチュ・フランセ横浜
    〒 231-0015
    中区尾上町5-76 明治屋尾上町ビル7階 横浜市