7月~8月までヴィラ九条山に滞在する服飾デザイナー、マリー・ラバレルは、環境とその資源に配慮した観点に立ち、身体と風景を結び合わせる絆を物語る衣服をデザイン。廃棄物ゼロを目指した彼女のデザインについて、講演。日本語への逐次通訳付き。

モデレーター:生駒芳子

 

*要予約(オンラインブティックまたはPeatix


マリー・ラバレル

2005年にマリー・ラバレルはパリで自らのアパレル・ブランドを立ち上げる。布、身体、風景に直接触れることで、自分の夢をよりよく表現することを確信し、遊牧民的な創造力をベースに作品を制作。何百年もの間紡がれてきた染めや織りの手法に魅了されたマリー・ラバレルは、地理的・時間的な境界線を越えて、身体とそれをとりまく環境を中心に経験を積み重ねている。

27回を数える婦人服コレクションのデザインを通して、彼女の色彩の探求は、旅先から持ち帰った汚染の恐れのない草木染めから着想を得る一方、フランスやアジアのアーティストたちとのコラボレーションによりその技法に磨きをかけてきました。2018年6月には、京都商工会議所の主催によりパリで開かれた展示会《Savoir, Tradition et Innovation Kyoto》 に日本の職人たちと共に参加。マリー・ラバレルの本領は、環境とその資源に配慮した観点に立ち、身体と風景を結び合せる絆を物語る衣服をデザインすることにあります。

 

生駒芳子

ファッションジャーナリスト、伝統工芸開発プロデューサー。
株式会社アートダイナミクス代表取締役社長、日本エシカル推進協議会会長、
VOGUE、ELLEの副編集長を経て2008年より「マリ・クレール」の編集長を務め、独立。ファッション、アート、デザインから、社会貢献、クール・ジャパンまで、カルチャーとエシカルを軸とした新世代のライフスタイルを提案。地場産業や伝統産業の開発事業に数多く取り組む。
2015年より文化庁日本遺産のプロデューサー事業を手掛ける。
2018年より、伝統工芸をベースにしたブランド「HIRUME」をスタートさせる。
内閣府・消費者委員会委員、文化庁・文化審議会委員、東京都・江戸東京きらり委員、有限会社アンダーグラウンド(冨永愛個人事務所)スーパーバイザーなど

 

 

 

*ヴィラ九条山は、フランスのヨーロッパ・外務省の文化機関です。アンスティチュ・フランセ日本の支部の一つとして活動し、主要メセナのベタンクールシュエーラー財団とアンスティチュ・フランセの支援を受けています。

07
14
  • 2023-07-14 - 2023-07-14
  • 18:00 - 19:30
  • 入場無料
  • 045-201-1514
  • 横浜日仏学院
    尾上町5-76 横浜市中区

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