5月27日(月)19:00「ママと娼婦」
1973年 / 220分 / 35ミリ / モノクロ / 日本語字幕付
監督:ジャン・ユスターシュ / 出演:ジャン=ピエール・レオー、フランソワーズ・ルブラン、ベルナデット・ラフォン,イザベル・ヴェンガルテン

 

財産といえば言葉しか持たない貧しい若者アレクサンドルは、職も持たず、年上の女性マリーの部屋に居候している。つきあっていたジルベルトに決定的な別れを告げられた日、カフェでひとりの女性に声をかける。彼女の名はヴェロニカといい、看護婦として働いている。マリーとアレクサンドルの生活にしだいにヴェロニカが入ってくることで、親子のような、恋人のような、微妙に保たれていたふたりの間のバランスが崩れていく……。ジャン・ユスターシュは、大半を室内シーンが占めるこの作品で、街の風景を見せずとも、彼が生きた1970年代のパリの感情的な精神をとらえることに成功している。

「『ママと娼婦』は狂気の映画だ。まちがいなく、あの時代(私の青春時代)で最も気狂いじみた作品だ。つまり、同時に最も美しいのである。」レオス・カラックス

 

フィルム提供:ユーロスペース

 

 

 

05
27
  • 2013-05-27 - 2013-05-27
  • 19:00 - 21:00
  • 一般:前売り1000円、当日1200円、クラブ・フランス会員・学生・60歳以上の方:前売り800円、当日1000円
  • KBCシネマ
    福岡市中央区 那の津1-3-21

<< 都市の映画、パリの映画史