第二回ゴンクール賞日本

日本の学生が選ぶゴンクール賞

 

候補作                ゴンクール賞について          2022年版     パートナー

 第二回ゴンクール賞日本 (2022-2023)

 

フランスの現代作家に授与されるゴンクール賞は1903年に創設され、世界の3大文学賞の一つとなっています。毎年、フランスでのゴンクール賞の発表後に、世界の数十ヵ国において学生が選ぶゴンクール賞 “国際ゴンクール賞” が開催されています。各国のアンスティチュ・フランセの主宰で、フランス語学習者やフランス語を学ぶ学生が審査員として参加し、教師の指導のもとで、原作をフランス語で読み、フランス語で議論を交わし受賞作を選ぶことになっています。

 

エドモント・ゴンクール
ゴンクール賞創設者

 

 

 

 

 

第二回ゴンクール賞日本の受賞作品

クロエ・コルマンの “Les Presque Soeurs”「姉妹のように」

出版社:スイユ社

早川書房より翻訳出版予定

日本も2022年よりこの国際ゴンクール賞に参加しています。すでに参加国は26カ国を数え、国によって選考方法に違いはあるものの、ゴンクール・アカデミーがあらかじめ選考した作品を、各国の学生がフランス語で読み、自分たちの気に入った作品を選ぶという共通の方法に則って開催されています。

日本では全国を5つの地区ブロックに分け、それぞれの地域ごとに審査を行い、地区の代表者によるディベートを経て受賞作を決定します。また受賞作は翻訳出版される予定ですので、ぜひご期待ください。ゴンクール賞日本は、アカデミー・ゴンクールの後援のもとで実施されます。本年は、平野啓一郎氏とクララ・デュポン=モノ氏を後見人に迎え、アンスティチュ・フランセ/在日フランス大使館にて、3月29日に受賞作の発表と授賞式が行われます。

候補作品

 

 

ナタン・ドゥヴェール 「作り物の絆」アルヴァン・ミシェル社
ブリジット・ジロー 「生き急いで」フラマリオン社 (2022年ゴンクール賞受賞)
パスカル・ロベール⁼デイアール「嘘つき少女」 リコノクラスト社

 

2021年以降の受賞作品

クララ・デュポン=モノ「うけいるには」ストック社。早川書房より翻訳出版。(2021-2022)

 

第二回ゴンクール賞の選考には、40名を超える先生方のご参加を頂いております。

日本におけるフランス文学の第一人者であり、学生の読書や理解を助けるためにボランティアとして参加頂いております(敬称略)。

井上櫻子(慶應義塾大学)、岩津航(金沢大学)、小川美登里(筑波大学)、小黒昌文(駒澤大学) 、笠間直穂子(國學院大学)、木内尭(名古屋外国語大学)、齋藤山人(日本大学)、佐々木匠(早稲田大学)、篠原学(大阪大学)、陣野俊史(立教大学)、杉原賢彦(目白大学)、鈴木雅生(学習院大学)、関未玲(立教大学)、中野芳彦(慶應義塾大学)、中畑寛之(神戸大学)、畠山達(明治学院大学)、平光文乃(大阪大学)、深井陽介(東北大学)、福田美雪(青山学院大学)、星埜守之(東京大学)、村石麻子(福岡大学)宮川朗子(広島大学)、山上浩嗣(大阪大学)

エリック・アヴォカ (大阪大学)、マリ=ノエル・ボーヴィウ(広島大学)、クロエ・ベレック(東北大学)、ヴァンサン・ブランクール(慶應大学)、ジャック・レヴィ(明治学院大学)

 

50名を超える学生の皆さんが選考委員として参加しています。

日本全国のフランス文学を愛する多くの学生たちが、半年以上の期間、ボランティアで日本ゴンクール賞の選考委員として参加しています。

参加大学の一覧:大阪大学、慶應義塾大学、東北大学、金沢大学、筑波大学、駒澤大学、国学院大学、名古屋外国語大学、関西学院大学、九州大学、筑波大学、立教大学、日本大学、早稲田大学、東京大学、目白大学、学習院大学、

上智大学、神戸大学、京都大学、明治学院大学、中央大学、青山学院大学、広島大学、福岡大学

ご協力を頂いた多くのパートナー機関の皆様と、ご招待客

日本ゴンクール賞の立ち上げと、今年で2回目となる本文学賞の開催のためにご尽力を賜りましたパートナー機関様、特にアカデミー・ゴンクールとその会長であるDidier Decoin氏、早川書房、ギャラリー・ペロタン、フランス図書に

心より感謝申し上げます。