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新型コロナウイルスの影響で会場での日仏討論会を実施できないため、アンスティチュ・フランセ日本では6月よりオンライン対話イベントを開催することになりました。

2020年6月27日28日の週末は二つの哲学イベントが開かれます:

 

  • 6月27日(土): 「批判すること 解放すること」と題する哲学対話を、哲学者のマリオン・ジュネーブル(Thaé主宰)、梶谷真司氏(東京大学教授)、古野香織氏(日本シチズンシップ教育フォーラム副代表)を迎えてウェブ上で開催します。批判精神とは何でしょうか?その起源は?理性的批判と非難との違いはどこにあるのでしょうか?真の批判精神を養うにはどうすれば良いのでしょうか?批判精神を持つことは私達が自由になるための必須条件なのでしょうか?これらの問いを登壇者と共に考えることで、いつもの思考の枠組みを抜け出し、日常生活における哲学の大切さに気づかされることでしょう。今回のイベントは朝日新聞DIALOGとの共催でお届します。皆様も議論にご参加頂けます : イベント配信中に質問を受付けます。詳細は次のサイトをご参照下さい:https://www.institutfrancais.jp/tokyo/agenda/thinking/

 

  • 6月28日(日)16時〜:第8回「哲学の夕べ」オンライン・エディションでは、昨年邦訳が勁草書房より出版された哲学者エマヌエーレ・コッチャの『植物の生の哲学』をテーマに、トークイベントを開催します。哲学がほとんど扱ってこなかった世界を探求し、生命や私たちの住む世界についての新しい概念を発見する機会となります。トークの前半はエマヌエーレ・コッチャが、本書についての紹介と哲学者・星野太からの三つの質問に答えます。後半は星野太と写真家・山本渉が、コッチャの思想やアートとの接点について対談します。関連イベントとして、グラフィックデザイナーのグレゴリー・アンボス企画によるオンライン・ポスター展も開催。日本のデザイナーやイラストレーターたちが、エマヌエーレ・コッチャのテクストへの応答として作品を自由にクリエーションします。詳細はイベントページをご覧ください。https://www.institutfrancais.jp/tokyo/agenda/la-nuit-de-la-philo-2020/

これらの考察は、世界がいま直面している保健衛生危機の只中において、その意味をより一層増しています。自由について多くの問題を提起し、環境問題の重要性を私たちに再認識させるのです。

この対話イベントは無料でどなたでもご参加頂けます。日本語への通訳付きです。

沢山の皆さまのご参加をお待ちしております!