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11月12日より、『読書の秋』では作家のパスカル・キニャール、ダヴィッド・フェンキノス、そしてジャン=フィリップ・トゥーサンをお迎えしています。フランス語文学の権威ある3作家が日本各地を巡回します。

パスカル・キニャール©Catherine Hélie

パスカル・キニャールは、東京(アンスティチュ・フランセ東京)と、京都(アンスティチュ・フランセ関西-京都 稲畑ホール)で、ピアニスト、博多かおる氏によるピアノと共に、『アマリアの別荘』の朗読リサイタルを行いました。11月15日には、「文学における喪失と創造」と題して日本人作家の津島佑子との対談がアンスティチュ・フランセ東京で行われています。

また、来日と同時に水声社より、『秘められた生』が刊行されました。

ジャン=フィリップ・トゥーサン©Hélène Bamberger

ジャン=フィリップ・トゥーサンは、『マリーについての本当の話』(講談社)の出版にあわせて来日します。この作品は、2013年度小説トリエンナル賞(ベルギー)、2009年にはDécembre賞(フランス)を授賞しています。トゥーサンは東北大学での講演会「小説のエネルギー」が予定されている他、2012年のルーブル美術館での「Livre/Louvre」展を経て「文化、映画そして造形芸術」と題し、アンスティチュ・フランセ東京にて講演を行います。

 

ダヴィッド・フェンキノス©Catherine Hélie

ダヴィッド・フェンキノスは映画『ナタリー』のDVD発売に合わせ、11月19日、アンスティチュ・フランセ東京で作品の上映と共に、トークライブを行います。映画の上映後、原書『ナタリー』の翻訳家である中島さおりとディスカッションを行います。その後、アンスティチュ・フランセ九州と西南大学(福岡)でも上演会と講演会が予定されています。小説版『ナタリー』は2012年、日本国内ですでに刊行済みです。

 

在日フランス大使館とアンスティチュ・フランセ日本はこれら3人の素晴らしい作家とその豊かな文学観をご紹介できるのを嬉しく思います。彼らの講演会、そして作品をぜひともお楽しみ下さい。

 

 

 

在日フランス大使館文化参事官

アンスティチュ・フランセ日本代表

ベルトラン・フォール

 

 

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