「わたしははじめて、目の前で、激痛に苦しむ患者の
痛みが急激に緩和されたのをはっきり見たのだ」(クレール・オペール)

 

音楽はどのように痛みをやわらげ、症状を緩和していくのか。
フランス人チェリストのクレール・オペールは20年間、認知症の高齢者と重度の自閉症患者にチェロを弾き続けてきました
その経験をもとに、フランス「音楽家の本」賞を受賞した著書『シューベルトの手当て(Le Pansement Schubert)』に記した、音楽の持つ癒しの力についてお話しします。
講演の後には、チェロの小さな演奏会もお届けします。

 

 

[日時]: 2023年12月2日(土)14:30-16:30

[使用言語]: フランス語・日本語(逐次通訳あり)
[会場]: 関西日仏学館(京都)、稲畑ホール
[入場費]:¥1000 (クラブ・フランス会員: ¥800)

要予約. お申し込みは学館の受付、またはこちらから: bit.ly/47b98Zc

 

『シューベルトの手当て』邦訳の詳細はこちら

 

クレール・オペールについて

 

© Astrid di Crollalanza

パリにてアーティストと医者の家系に生まれたクレール・オペールは、チェリストであり、1993年にモスクワ音楽院を卒業。ソルボンヌ大学にて哲学の学士とトゥール大学の医学部にて芸術療法の資格を取得。自身を音楽看護師として位置づけ、医学界及び科学分野で認められた著書『シューベルトの手当』により一躍有名になる。本書には20年近く、自閉症、認知症、あるいは末期患者など痛みに苦しむ人々に寄り添い続けてきた経験がつづられている。彼女の本は2021年の第3回音楽文学賞を受賞、英語圏、ドイツ、イタリア、中国で紹介され間もなく日本語訳もアルテスパブリッシングより11月中旬に出版される予定。一連の対談や演奏付き講演会などをとおし、クレール・オペールは看護師、音楽家(プロ・アマ問わず)、専門家、読者や一般の人たちを対象に、音楽の実践だけでなく、広い意味で創造すること、また病に直面した私たちと他者との関りや向き合い方について、新しい視点を投げかけてくれる。

 

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  • 2023-12-02 - 2023-12-02
  • 14:30 - 16:30
  • 関西日仏学館(京都)
    〒 606-8301
    左京区吉田泉殿町8 京都市 京都府

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