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逐次通訳付き

主催:フランセ・デュ・モンド

協力:アンスティチュ・フランセ関西、ル・モンド・ディプロマティーク日本語版

気候変動に関するパリ合意から2年が過ぎたいま、この問題に関する国際協力の約束は、これまでにも増して不透明な、しかし同時に唯一可能な、道筋として立ち現れています。気候温暖化の深刻化がもたらし得る悲惨な結果について、科学者たちが警鐘を鳴らし人々の意識を高めようと動いているのにたいし、歴史的に最大のCO2排出国であるアメリカ合衆国は、この合意から離脱しています。表向きにはもっとも前向きなフランスのような国々も、実際にはその態度は見せかけにすぎず、「カーボンニュートラル」からは程遠いことが明らかとなっています。

 

フィリップ・デカン(『ル・モンド・ディプロマティーク』編集長)による今回の講演と討論のねらいは、現在のこの致命的なあいまいさを理解すると同時に、人類および彼らが住む小さな惑星をより大切にする生産様式を実現する道をさぐり、そのあいまいさから抜け出る方法を見出すことです。

 

『ル・モンド・ディプロマティーク』

 

世界でもっとも広く読まれているフランスの月刊紙で、紙媒体またはウェブ配信により20言語・37の国際版が刊行されています。

『ル・モンド・ディプロマティーク』は幅広く国際問題をとりあげ、マスコミではほとんどいつも死角となっている事柄について批判的視点をもって論じています。たとえば、資本主義のイデオロギーと全体的な機能、自由貿易の環境および社会への影響、「文明の衝突」の危険、軍事同盟の後ろに隠されているもの、地政学的な大変動の時代における新しい民主主義の展望、などです。

 

比較のアプローチと歴史を振り返る視点によって、加熱気味の時事報道の幻想が取り払われるという確信にもとづき、本紙の各号では分析とルポルタージュと現地調査が組み合わされています。他のメディアとは異なる厳格なものの見方をもち、数百人の外国の執筆者が参加する『ル・モンド・ディプロマティーク』は、世界を理解したい―さら には変えたい―と望むすべての人が参照する月刊紙です。

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  • 2018-02-24 - 2018-02-24
  • 18:00 - 20:00
  • 入場無料
  • adfejo@gmail.com
  • アンスティチュ・フランセ関西 稲畑ホール
    〒 606-8301
    左京区吉田泉殿町8 京都市 京都府