今年2年ぶりに開催されたカンヌ国際映画祭。74回の歴史の中で紹介されたフランスの女性監督を、横浜に引き続き関西でも特集します。2015年に女性で初めてカンヌ国際映画祭におけるパルム・ドール名誉賞を受賞した女性監督の先駆者、アニエス・ ヴァルダ。映画づくりやものの見方を一新させ、現在も世界の映画作家に多大な影響を与え続けているベルギーのシャンタル・アケルマン。80年代後半~90年代以降に、独自のスタイルでフランス映画に新たな風を吹き込んでいったクレール・ドゥニ、パトリシア・マズィ、また次世代を担う才能として目が離せないミア・ハンセン=ラブ、セリーヌ・シアマなど、その多様で豊かな作品群を通して、女性監督たちがつくりだしてきた映画芸術の歴史をたどります。

<上映作品>
アニエス・ヴァルダ (Agnès Varda)
『ドキュモントゥール』(Documenteur)/ 『ブラックパンサーズ』(Black Panthers)/ 『壁画・壁画たち』(Mur murs)
シャンタル・アケルマン『ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン』 (Jeanne Dielman, 23, quai du Commerce, 1080 Bruxelles de Chantal Akerman)
パトリシア・マズィ『走り来る男』(Peaux de vaches de Patricia Mazuy)
クレール・ドゥニ『レット・ザ・サンシャイン・イン』(Un Beau Soleil Intérieur de Claire Denis)
ミア・ハンセン=ラブ『すべてが許される』(Tout est pardonné de Mia Hansen-Løve)
セリーヌ・シアマ『ガールフッド』(Bande de filles de Céline Sciamma)
レオノール・セライユ『若い女』(Jeune femme de Léonor Serraille)
マリー・ロジエ 『ルチャ・リブレの女王 カサンドロ』(Cassandro, the Exotico ! de Marie Losier)
ジュスティーヌ・トリエ『ソルフェリーノの戦い』(La bataille de Solférino de Justine Triet)
アフシア・エルジ『君は愛にふさわしい』(Tu mérites un amour de Hafsia Herzi)
ジュスティーヌ・トリエ『ヴィクトリア』(Victoria de Justine Triet)
パトリシア・マズィ『ポール・サンチェスが戻ってきた!』(Paul Sanchez est revenu ! de Patricia Mazuy)

<京都>
8月27日(金)〜9月9日(木)スケジュール詳細はこちらをご覧ください
会場:出町座
京都市上京区今出川通出町西入上ル三芳町133(出町桝形商店街内)
Tel.075-203-9862
https://demachiza.com/

<大阪>
9月4日(土)〜9月10日(金)スケジュール詳細はこちらをご覧ください
会場:シネ・ヌーヴォ
大阪市西区九条1-20-24
Tel.06-6582-1416
www.cinenouveau.com/

 

料金
一般:1500円/シニア:1100円/会員(シネ・ヌーヴォ、出町座、クラブ・フランス)・学生:1000円
『ジャンヌ・ディエルマン』のみ1800円均一料金


主催:アンスティチュ・フランセ関西
共催:出町座、シネ・ヌーヴォ、同志社大学今出川校地学生支援課

助成:アンスティチュ・フランセパリ本部
アンスティチュ・フランセ日本 映画プログラム オフィシャル・パートナー:CNC、笹川日仏財団、TV5 MONDE

フィルム提供及び協力:フォンダシオン・シャンタル・アケルマン – シネマテーク・ロワイヤル・ドゥ・ベルジック、ラ・トラヴェルス、ピラミッド・フィルムズ、Playtime、Ecce Film、新文芸坐、肌蹴る光線、グッチーズ・フリースクール、アット エンタテインメント、サンリス、東北新社

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  • 2021-08-27 - 2021-09-10
  • 00:00
  • 一般:1500円 他
  • 出町座 075-203-9862、シネ・ヌーヴォ06-6582-1416