アンスティチュ・フランセ関西は、フランス映画をさらに身近に感じてもらい、様々な企画を通してフランス映画に親しんでもらうために、京都シネマと文化交流協定を締結しています。
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3/24()~公開 メグレと若い女の死
Maigret/2022/仏/89分/監督:パトリス・ルコント/出演:ジェラール・ドパルデュー、ジャド・ラベスト、メラニー・ベルニエ、オーロール・クレマン、アンドレ・ウィルム

〈あらすじ〉
ある夜、シルクのドレスを着た若い女が死んだ。片足には靴がなく、不釣り合いなほど高級なドレス。5か所もの執拗な刺し傷。名前すらわからないその若い女はいったい何者なのか、そしてなぜ殺されたのか。この2つの謎を、わずかな手がかりをもとにジュール・メグレ警視が追うことに…。

1929年から1972年まで書かれ、世界的に人気を博したジョルジュ・シムノンの人気シリーズが映画化。『仕立屋の恋』でもシムノンを映画化したパトリス・ルコントが含蓄に富んだ重みのあるミステリームードを披露し、50年代のパリを舞台に、都会にうごめく孤独や野心、欲望に迫る社会派ミステリーだ。メグレを演じるフランスきっての名優ジェラール・ドパルデューの身長180センチ、体重100キロという、原作に最も忠実なその姿は、最高のはまり役として絶賛されている。若い頃のギラギラな感じから歳を経て、どっしりと確かな足取りで謎に迫っていくその姿がこの映画をすばらしい作品にしていることに間違いないだろう。身体にもガタがきて、引退間近なメグレが、前途ある若者の誰にも惜しまれることのない悲惨な死に対し、自身の心を痛ませ、名もなき死体の謎を追っていく姿は、70歳を超えたパトリス・ルコントから現代へのメッセージなのかもしれない。

 

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  • 2023-02-25 - 2023-03-31
  • 00:00
  • 1800円、クラブ・フランス会員1500円(同伴者2名まで)
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