©Carole BETHUEL ©️DHARAMSALA & DARIUS FILMS

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アンスティチュ・フランセ関西は、フランス映画をさらに身近に感じてもらい、様々な企画を通してフランス映画に親しんでもらうために、京都シネマと文化交流協定を締結しています。
京都シネマでは、クラブ・フランス会員証(有効期限内のもの)のご提示により、下記の映画を割引料金にてご覧頂くことができます。
※上映時間や詳細については京都シネマまでお問い合わせください。
www.kyotocinema.jp

『約束の宇宙(そら)』
4/30(金)-5/20(木)
Proxima/2019/仏/107分/監督:アリス・ウィンクール/出演:エヴァ・グリーン、マット・ディロン、ザンドラ・ヒュラー、ゼリー・ブーラン・レメル、ラース・アイディンガー

シングルマザーで宇宙飛行士である母と幼い娘のロケット打ち上げまでの日々を描く本作。『裸足の季節』の脚本が絶賛されたアリス・ウィンクールが、宇宙飛行士という特殊な環境下で働く母親と、その子どもの関係に焦点を当て、愛しさ、寂しさを経験しながら成長していく親子の物語を誕生させた。

フランス人宇宙飛行士のサラは、ドイツの欧州宇宙機関で、長年の夢だった宇宙へいくことを目指して日々訓練に励んでいる。物理学者の夫は離婚し、7歳の幼い娘ステラと二人で暮らす。そんなある日、「プロキシマ」と名付けられたミッションのクルーに選ばれることに。大喜びのサラだが、約一年間ものあいだ、娘とは離れ離れになる。ロシアでの過酷な訓練のあいまに、母娘は、寂しさや愛によって何度も衝突を繰り返し…。

ロシアとカザフスタンでのロケも敢行され、宇宙基地での訓練の厳しさはリアリティに迫る。しかし、あくまでも娘と母に焦点を置き、つねにプロフェッショナルを要求される特殊な面と母親としての面を等価にみせてくれる。旧来は、男の子たちのスーパーヒーローとして君臨していた宇宙飛行士像を軽々と飛び越えていく今日的でタフなしなやかさを体現する主人公サラを演じるエヴァ・グリーンの演技が素晴らしい。『ゼロ・グラビティ』や『インターステラー』でも女性飛行士の姿は描かれてきたが、宇宙へ行くことを夢見てきた女性が、母親という普遍的な顔を持ちながらも、仕事への情熱と娘への愛のあいだで葛藤する現代的な姿は共感を呼ぶ。

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  • 2021-04-30 - 2021-05-20
  • 00:00
  • 1800円、クラブ・フランス会員1500円(同伴者2名まで)
  • 075-353-4723
  • 京都シネマ
    〒 600-8411
    下京区烏丸通四条下る西側 COCON烏丸3F 京都市