12月1日(土)10:30~18:00 (休憩:12:30-13:30)
エクリチュール(書くこと)に生涯を捧げたマルグリット・デュラスは〈声〉にこだわった作家でもあった。作品において、おしゃべり、抑揚、歌、叫び、沈黙などが独特の重要性を帯びるだけではない。デュラス自身が、自作の朗読やインタビュー、あるいは映画において独特の声を響かせてもいた。しかも、デュラスにおける〈声〉は、なにか充実した内面を表現するものというよりは、どこか別のところから響いてくる非人称的ないし匿名の声であるような印象を与えるものであり、 日常と異なる空間を現出させるものでもある。小説、戯曲、映画をあらためて読み解くことを通じて、こうした〈声〉の「幻前」に迫る。
登壇者:
ジル・フィリップ(ローザンヌ大学文学部教授)
澤田 直(立教大学文学部教授)
関 未玲(愛知大学経営学部准教授)
立木 康介(京都大学人文科学研究所准教授)
橋本 知子(京都女子大学非常勤講師)
森本 淳生(京都大学人文科学研究所准教授)
アンスティチュ・フランセ関西ー京都 稲畑ホール
入場無料 同時通訳付
主催・お問合せ:京都大学人文科学研究所 森本淳生:morimoto.atsuo.4m@kyoto-u.ac.jp
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- 2018-12-01 - 2018-12-01
- 10:30 - 18:00
- 入場無料
- morimoto.atsuo.4m@kyoto-u.ac.jp
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アンスティチュ・フランセ関西 稲畑ホール
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