チエルノ・モネネムボ(1947年生)は2008年、『カヘルの王』でルノドー賞を受賞した、フランス語圏のギニア共和国出身の作家です。彼の作品では頻繁に、アフリカにおける知識人たちの非力さ、プル族の文化、あるいはフランスに亡命したアフリカ人の苦境が描れています。作品、『Le terroriste noir』(「黒いテロリスト」2012年、未邦訳)では、フランスでレジスタンスの兵士として戦いドイツ人に銃殺された、ギニアのプル族の英雄の生涯を描き、アマドゥ・クルマ賞とパラティン歴史小説大賞を受賞しました。
モネネムボの作品は、全てLe Seuil 社から刊行されています。日本では『カヘルの王』と、『プル族』(2014年3月)が現代企画室より出版されています。チエルノ・モネネムボと、小説家であり、現代フランス語圏文学研究者の小野正嗣との対談をお楽しみください。
小野正嗣 (オノ マサツグ)
小説家、比較文学者(現代フランス語圏文学)。
ポストコロニアル研究の観点から、フランス語圏地域(カリブ海やアフリカ)の文学と文化を研究。同時に、創作(小説、批評、エッセイ)の実践も行なう。著書に『水に埋もれる墓』(朝日新人文学賞)『にぎやかな湾に背負われた船』(三島由紀夫賞)『森のはずれで』『マイクロバス』『浦からマグノリアの庭へ』『獅子渡り鼻』など多数。
☆アンスティチュ・フランセ以外での講演情報☆
「現代アフリカの文化と知識人ーー植民地史の再構築」
講演 :チエルノ・モネネムボ 司会 :勝俣誠 (現代アフリカ研究者)
日時 :4月14日(月)17:00-19:00
会場 :明治学院大学 白金代校舎 本館92会議室
参加費 :無料
- 2014-04-12 - 2014-04-12
- 16:00 - 18:00
- 入場無料
- アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
- フランス語/日本語(同時通訳付)
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アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
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