Affiche du film

©DR

 

 

2007年、フランスの週間新聞「シャルリー・エブド」が、デンマークの日刊紙による風刺漫画を転載したことで、イスラム社会から激しい反発を呼び、訴訟が起こりました。

この裁判を追ったドキュメンタリー映画 「C’est dur d’être aimé par des cons (ばかに愛されるのもつらい)」。一連の出来事の背景にあるイデオロギーや報道、国際政治の対立問題を読み解きます。

そして今回のイベントでは、Cartooning for Peaceの活動に賛同し、映画の上映後、日本とフランスの風刺画家 山井教雄ベルナール・シュネーズ、さらに朝日新聞論説委員の井田香奈子を交え、討論会を行い、「風刺画にオブラートは必要か」という疑問について、論考します。

 

 

「泣くのいやさに、すべて笑いのめす。」 - ボーマルシェ

 

 

 

 

 

  • 映画 : 「C’est dur d’être aimé par des cons  (ばかに愛されるのもつらい)」
    (2007年 / ダニエル・ルコント監督 / 108分 / 英語字幕付)デンマークの新聞が発表した預言者ムハンマド(マホメット)の風刺画について、イスラム教徒から世界各地で激しい怒りと反発の声が上ったが、フランスの風刺新聞「シャルリー・エブド」紙は、この風刺画12枚を転載し、起訴されました。出廷に応じるのは、当時の編集長、フィリップ・ヴァル。
    常軌を逸したこの裁判をリアルタイムで追いかけるダニエル・ルコント。まず、この論争の中心人物たちを取材し、政治、メディア、イデオロギーといった国際 問題の争点に迫ります。また、弁護士や証人たち、メディア、編集会議、支持表明といったものをイラストで表現。知識人や政治家たちはどのような立場をとっ たのか、世論やイスラム諸国の反応はどのようなものだったのか。イスラム教、メディアのあり方、フランス社会とその世論に関する考察であると同時 に、原理主義によって突きつけられた挑戦に、民主主義として回答を示そうとする試みでもあります。

    「シャルリー・エブド」紙による作品評価 :
    「なにしろ出ているのは自分たちなので、何も言わない方がよいだろう。とにかく素晴らしく、心に響いた。多くの人に観てもらいたいと願う」。

    時間 : 17:00~18:40
    場所 : エスパス・イマージュ

 

  • 討論 : 「風刺画にオブラートは必要か?」
    時間 : 19:00~20:40
    場所 : エスパス・イマージュ
    登壇者 : ベルナール・シュネーズ(風刺画家)、山井教雄(風刺画家)、井田香奈子(朝日新聞論説委員)
    使用言語 : フランス語・日本語 (同時通訳付)
    討論のみご参加 : 入場無料です。
    当日座席に余裕がある場合にかぎります。事前予約はお受けしていません。

 

☆ 関連企画 ☆

 

  • 風刺画の展覧会
    4月21日(火)~5月10日(日) / アンスティチュ・フランセ東京ギャラリー およびメディアテーク内 / 入場無料

 

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  • 2015-04-25 - 2015-04-25
  • 一般1,200円 学生800円 会員500円
  • アンスティチュ・フランセ東京 (03-5206-2500)
  • 当日券のみ、定員に達し次第締切
  • アンスティチュ・フランセ東京
    〒 〒 162-8415
    市谷船河原町 15 新宿区 東京都