D. R.

 

パスカル・デュサパン作曲オペラ『ペンテジレーア』をめぐる鼎談
パスカル・デュサパン&ベアーテ・ヘックル&細川俊夫
司会:岡部真一郎(明治学院大学教授)

8月22日(金)19:00
会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
入場無料
使用言語:フランス語・日本語(同時通訳付)
ご予約・お問合わせ:03-5206-2500(アンスティチュ・フランセ東京)
※アンスティチュ・フランセ東京は8月2日(土)~8月17日(日)まで全館休館となります。何卒ご了承くださいませ。


アンスティチュ・フランセ東京では、8月21日にサントリーホールにて開催される、フランスの作曲家パスカル・デュサパンのコンサート公演に際し、特別鼎談を行います。パスカル・デュサパンとリブレット作者のベアーテ・ヘックル、お相手にはコンサートの監修を務める細川俊夫、司会に岡部真一郎(明治学院大学教授)を迎えます。

 

音楽作品を創るのに必要な要素と、言葉によるクライストの劇作に必要な要素、この両者は全く相入れないものなのか、それとも“互換性”のあるものなのでしょうか?
『ペンテジレーア』を主題にしたオペラを創作するというアイデアは、パスカル・デュサパンが30年以上かけて練り上げてきたものです。私がパスカルと出会ったのは2007年、彼の作品であるオペラ『王女メデイア』の初日、ベルリン国立歌劇場でした。その4年後、クライストのこの戯曲のオペラ化についてのコラボレーションの話が持ち上がり、是非実現をということになったのです。激情と流血の物語『ペンテジレーア』は現代に生きる私達に何を伝えてくれるのでしょうか。
テーマ的にも言語的にもいわゆる典型的な古典主義とは一線を画すクライスト作品、いわば“豊穣の森”のような作品をいったいどうやって切り開いていけばいいのか? 音楽的表現を可能にするために、戯曲の言葉をどのようにして音楽的素材に作り変えていけばいいのか?
今回の私達のコラボレーションは一つの仏独“クロスオーバー”作品を生み出しました。その制作過程は非常に興味深いものでした。アーティストが物を創り出すプロセスに参加してみたいとお考えの皆さまと是非その感動を分かち合いたいと思います。
この鼎談では、作品創作の過程を振り返ると同時に、ハインリヒ・フォン・クライストという並外れた才能を持つ戯曲家のテキストに、パスカル・デュサパンという並外れた才能を持つ現代作曲家が、2つの世界をつなぐドイツ人オペラ脚本家と二人三脚で挑んだ挑戦の軌跡をたどっていきます。

ベアーテ・ヘックル

 

細川俊夫 / Toshio HOSOKAWA
1955年広島生まれ。1976年から10年間ドイツ留学。ベルリン芸術大学でユン・イサンに、フライブルク音楽大学でクラウス・フーバーに作曲を師事。
1980年、ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習に初めて参加、作品を発表する。以降、ヨーロッパと日本を中心に、作曲活動を展開。日本を代表す る作曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽祭、オペラ劇場等から次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。
2001年にドイツ・ベルリンの芸術アカデミー会員に選ばれる。東京交響楽団1998-2007、ベルリン・ドイツ交響楽団2006/2007シー ズン、および西ドイツ放送局合唱団2006-2008シーズンのコンポーザー・イン・レジデンスを歴任。2006/2007年および2008/2009 年、ベルリン高等研究所からフェロー(特別研究員)として招待され、ベルリンに滞在。2012年にはドイツ・バイエルン芸術アカデミーの会員に選出され た。2012年秋、紫綬褒章を受章。ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団2013/2014シーズンのコンポーザー・イン・レジデンス。
現在、武生国際音楽祭音楽監督、東京音楽大学およびエリザベト音楽大学客員教授。

 

岡部真一郎 / Shinichiro OKABE(司会)
音楽学者、明治学院大学芸術学科教授 日本近代音楽館収書委員長
東京生まれ。ケンブリッジ大学(英国)、パウル・ザッハー財団(スイス)などを経て、慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻は、音楽学、特に20世紀および同時代音楽。新聞、雑誌などでの評論活動に加え、NHKテレビ・ラジオの音楽番組の解説、キャスターなども務める。主な著作に『ヴェーベルン —- 西洋音楽史のプリズム』(春秋社)などがある。ワインや食文化にも造詣が深い。

 

サントリー芸術財団サマーフェスティバル2014
「サントリーホール国際作曲委嘱シリーズ」はコンサート・ホールが、鑑賞の場に止まらず創造空間となることを目指して、1986年故武満徹の提唱により始まりました。世界の第一線で活躍する作曲家へ管弦楽作品を委嘱し、世界初演を行います。今年のテーマ作曲家、パスカル・デュサパンの新作のほかに、作曲家が強い影響を受けた作品、大きな可能性を秘めている若い作曲家の作品、および自身の室内楽の作品をご紹介いたします。

08
22
  • 2014-08-22 - 2014-08-22
  • 入場無料・要予約
  • 03-5206-2500(アンスティチュ・フランセ東京)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    東京都 新宿区市谷船河原町 15