戊辰戦争の始まりである鳥羽伏見の戦いから冷めやらぬ揺れ動く幕末京都、外国人立ち入り禁止の長い眠りから慌ただしく覚めようとしている。時は1868年(慶応4)3月、舞台は京都御所、フランス公使レオン・ロッシュは、じりじりするほど待たされ漸く紫宸殿に招じられた。先帝の急死から即位したばかりの若干16歳、直衣姿の天皇の前にオランダ公使とともに進み出た。これが京都とフランスの交わりの第一歩である。政変混乱ののなか、ミヤコにフランスの一粒の種が撒かれ、やがてそのシンボル「関西日仏学館」が誕生。点から線へのタイムトンネルに入ってみませんか。

日時 2022年 5月15日(日)午後2時~4時

会場 アンスティチュ・フランセ関西ー京都  稲畑ホール

参加費 無料 事前予約不要  定員50名

お問合せ:一般財団法人ロマン・ロラン研究所 FAX:075-771-3281 Email: rolland-miyamoto@mtf.biglobe.ne.jp

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< トーク >

パネリスト:

加賀美幸子 フリーアナウンサー、元NHK エグゼクティブアナウンサー

ジュール・イルマン 在京都フランス総領事、アンスティチュ・フランセ関西館長

宮本ヱイ子 『京都ふらんす事始め』著者(ロマン・ロラン研究所理事)

西成勝好 大阪市大名誉教授 (ロマン・ロラン研究所理事長)

コーディネーター:和田義之 弁護士(ロマン・ロラン研究所理事)

 

< 詩の朗読 > 

戦時下、関西日仏学館でフランス人教授オーシュコルヌと主事の宮本正清は突然理由なく拘束された。劣悪な警察署で61日間、拷問と生命の危機に晒され敗戦の日を迎え自由の身となる。苦難の歴史が刻まれたフランスのシンボル関西日仏学館の戦時の混乱を記憶すべきであろう。

宮本正清(関西日仏学館主事(当時)、ロマン・ロラン研究・翻訳者、研究所設立者)の“戦時のつぶやき”詩集『焼き殺されたいとし子らへ』を読む。

 

朗読:*加賀美幸子(元NHK 理事待遇のエグゼクティブアナウンサー)

加賀美氏は1963年NHK入局。「女性手帳」「夜7時のテレビニュース」「バラエティー、テレビファソラシド」大河ドラマ「峠の群像」「風林火山」「ラジオ深夜便」「列島縦断 短歌・俳句スペシャル」など報道、教育、教養、情報その他多くの番組を担当。現在も「古典講読」「漢詩を読む」「悩み相談・渋護寺」「ドキュメンタリー」などを担当。「古典講読」は『万葉集』『源氏物語』『枕草子』『平家物語』『徒然草』『奥の細道』など、長年にわたって原文朗読を続けている。著書『こころを動かす言葉』『言葉の心・言葉の力』ほか。高校・中学の国語教科書にエッセイが取りあげられている。NHK会長賞、ダイヤモンドレディー賞、前島(密)賞、徳川夢声市民賞など受賞。「千葉市男女共同参画センター名誉館長」「NPO日本朗読文化協会朗読名誉会長」「放送人の会」理事「公益財団法人長寿科学振興財団」理事「日本文藝家協会員」「NHK文化センター講師ほか。

 

 

主催 一般財団法人ロマン・ロラン研究所

共催 アンスティチュ・フランセ関西

協賛 稲畑産業株式会社

後援 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、在京都フランス総領事館、京都市、京都日仏協会

 

05
15
  • 2022-05-15 - 2022-05-15
  • 14:00 - 16:00
  • 入場無料
  • アンスティチュ・フランセ関西 稲畑ホール
    〒 606-8301
    左京区吉田泉殿町8 京都市 京都府