4月16日(土)
14:00~16:10(短編)、16:30~18:00(長編)、18:00~19:00(トーク)
オンラインのフランス映画祭「第12回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」で配信された最新のフランス語圏の映画の中から、多様性をキーワードにアンスティチュ・フランセ関西がセレクションした短編作品の上映をお楽しみ下さい。
続く長編は、当フェスティバルで観客賞を受賞したベルギー人監督による『イカした人生』を上映します。
上映終了後には『Une vie démente(イカした人生)』の監督アン・シロとラファエル・バルボニ、そして短編映画『強い男』を監督したマキシミリアン・バディエ=ロゼンタールとオンラインでつながり、トークを行います(日仏逐次通訳付き)。
※すべて大阪と京都の会場で実施します(オンラインイベントではございません)。トークは司会・通訳者のいる京都会場と、国外にいる監督達をオンラインで繋ぎます。大阪会場では、対話の様子を画面を通してご覧頂きます。
会場:アンスティチュ・フランセ関西(大阪・京都)、入場無料・予約不要
16:30~18:00 長編映画の上映プログラム
2022年マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル観客賞(長編)及び 国際審査員特別賞 受賞作品
『Une vie démente(イカした人生)』
ベルギー2020年、監督:アン・シロ、ラファエル・バルボニ
あらすじ:そろそろ子どもが欲しい30代カップルのアレックスとノエミだが、アレックスの母親スザンヌにおかしな行動が目立つようになる。スザンヌは「意味性認知症」という病気にかかっており、お金を湯水のように使ったり、夜な夜な近所を訪ねてはサンドイッチをねだったり、ハサミとノリで偽の運転免許証を作ったりとやりたい放題。子供に戻ってしまったような母親に手を焼くノエミとアレックス。子どもが欲しかったはずだけど……!?
親が変性疾患にかかったら…という思いもよらない事態にあわてふためく家族の様子を描いた、ラファエル・バルボニ監督とアン・シロ監督の長編デビュー作。認知症や心の闇に直面し、なんとか乗り越えようともがく家族の光と影が交錯する、ほろ苦くも愛おしい物語。メインキャスト3人の生命力あふれる繊細な演技には、深い感動を覚えること必至。
14:00~16:10 短編映画の上映プログラム
- 『勇気を出せ! 』監督 : Adrian Moyse Dullin, 2021
中学生のプラトニックな恋愛を描いた、アドリアン・モイズ・デュラン監督による、現代のティーン事情を反映したパワフルなデビュー作。 2021年カンヌ国際映画祭短編部門出品作
- 『ミドと森のミュージシャン』 監督 : Roman Guillanton, 2020
一人暮らしのミドは歌が大好き。ある日、動物の音楽隊があらわれ、ミドは自分が音痴だったことに気付かされる。ミドは音楽隊に加われるのか?
- 『愛の痛み』 監督 : Elsa Rysto, 2020
複雑な感情を抱え、怒りをもてあます思春期の若者たちが、理性と愛の限界に挑戦し続ける姿を描いた、エルザ・リスト監督によるティーン・ムービー。いつ爆発するのか分からない爆弾を抱えているような、緊張感のある設定は映画『エレファント』や『ファニーゲーム』を彷彿とさせる。
- 『子ぐま』 監督 : Nicolas Birkenstock, 2021
あれこれ戦略を立てて、自分が夜に何をしているのかを探り当てようとする夢遊病の少女役を、アルマンド・ブーランジェが好演。ニコラ・ビルケンストック監督が、夢の終わりとアイデンティティの探求をテーマに紡ぐファンタジーストーリー。
- 『強い男』 監督 : Maximilian Badier-Rosenthal マキシミリアン・バディエ=ロゼンタール, 2020
マキシミリアン・バディエ=ロゼンタール監督による短編第2作。ベトナム系俳優ヒェップ・トラン・ギアのユーモアと人間性が色濃く映し出された本作は、5日間で制作されたという。都会的な雰囲気と、そこに暮らす人々の思いやりに心が温まる。
- 『ドロシーが生んだ悪魔たち』 監督 : Alexis Langlois, 2021
注意 : この作品には、とくに年少者の感情を刺激する恐れのある強い表現・映像が含まれています。以上をふまえた上、16歳以上の方のみご観覧ください。
映画制作の資金調達にありがちな展開を、アレクシ・ラングロワ監督が批判をまじえてストレートに描いたドタバタコメディ。『バフィー ~恋する十字架』に、ジョン・ウォーターズ作品をかけあわせたような、グロテスクな美の世界で繰り広げられる、奇想天外なストーリー。
- 2022-04-16 - 2022-04-16
- 14:00 - 19:00
- entre libre
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