cinema1807141730

(1913年/フランス/モノクロ/サイレント/日本語字幕付)

監督:ルイ・フイヤード

第4話:ファントマ対ファントマ(60 分)

第5話 :ファントマの偽判事(74 分)

「フイヤードの映画で私が感嘆するのはその驚くべき、詩情に満ちた直感であり、非常に日常的な要素から神秘、夢を創造し、まるで呼吸するかのようにシュールレアリスム的世界を生み出している。」アラン・レネ

出鬼没の怪盗ファントマを主人公とした連続活劇。ピエール・スーヴェストルとマルセル・アランの新聞連載小説をフイヤードが映画化。サイレント期のフランス映画の古典であり、映画史における偉大な神話のひとつでもある本作は、当時の大衆だけではなく、シュルレアリストたち、インテリたちも熱狂させた。現在では見ることができないパリの街がしっかりと記録され、その妖しい、ミステリアスな作品の魅力は今でもまったく失われることがない。

ファントマは犯罪の天才で、どんなところでも強盗に入り、パリ中を恐怖に慄かせていた。警察の見張りをかいくぐり、ファントマはダニドフ王女の金銭、宝石を盗むことに成功。その後すぐ、ジューヴ警部はベルタム卿の失踪について捜査を開始する。ジャーナリストのダンドールの助けをかり、ジューブ警部はベルタム卿がすでに死亡していることを知り、ベルタム夫人がファントマの愛人であり、共犯者であることを確認する。こうしてファントマと警察との間の攻防戦が始まり、物語は次々に驚くべき展開をみせる。

 

ルイ・フイヤード(1873年〜1925年)

アリス・ギィ、レオン・ゴーモンに脚本が認められ、映画界に入り、監督デビュー、生涯に渡り700本以上の作品を監督した。フイヤードは歴史、神話ものなど、様々なジャンルの先駆者であり、代表作として挙げられる『ジュデックス」や『ティ・ミン』、そして今回お届けする、新たに4Kで修復された犯罪活劇映画二作、『ファントマ』と『レ・ヴァンピール』は、失われつつある当時のパリ、純粋なる視覚的幸福の瞬間をフィルムに記録し、その撮影方法は、後に、ヌーヴェル・ヴァーグの作家たちに大きな影響を与えた。

 

*上映後、岡田秀則によるトークあり

ゲストプロフィール
岡田秀則 Hidenori Okada
1968年生まれ。国立アーカイヴ(元 東京国立近代美術館フィルムセンター)主任研究員として、映画のフィルム/関連資料の収集・保存や、上映企画の運営などに携わり、2007年からは映画展覧会のキュレーションを担当。また内外の映画史を踏まえた論考、エッセイを多数発表している。著作に『映画という《物体X》』(森話社)、共著に『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(森話社)など。

 

07
14
  • 2018-07-14 - 2018-07-14
  • 17:30
  • 開場:15分前
  • 一般:1200円 学生/ジャック&ベティ会員:800円 会員:500円
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • チケット販売時間:上映当日各回の30分前から上映開始10分後まで。チケット販売時間内には、当日すべての回のチケットをご購入いただけます。全席自由。整理番号順での入場とさせていただきます。また、上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、固くお断りいたします。
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
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