(1960年/93分/35mm/モノクロ/日本語字幕付)
出演:デルフィーヌ・セイリグ、ジョルジョ・アルベルタッツィ、サッシャ・ピトエフ
原作:アラン・ロブ=グリエ

記憶と幻想が錯綜する、不可思議な寓話。時間軸、構図、人物像まで、あらゆる映画の形式と決別したアラン・レネ監督の傑作。豪華城館に紛れ込んだ男が、女と再会する。「去年マリエンバードで二人は出会った」と男は告げるが、女は覚えていない。しかし男の話を聞いているうちに、女の記憶は曖昧になり、現実と虚構の境界が消えてゆく…。

「登場人物は現在に属する、だが感情は過去の中に沈み込む。感情が登場人物になる、太陽がないのに公園に描かれた影のように(『去年マリエンバートで』)」。(ジル・ドゥルーズ、『シネマ2*時間イメージ』宇野邦一ほか訳、法政大学出版局)

 

フィルム提供:川喜多記念映画文化財団、アンスティチュ・フランセ パリ本部

 

 

 

05
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  • 2014-05-09 - 2014-05-09
  • 16:30
  • 開場:20分前
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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