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第二次大戦中、ナチスによって実行されたユダヤ人の強制収容、ホロコースト(大量虐殺)の全貌を関係者の証言のみで構成した“映像記録遺産”の至宝「SHOAH ショア」。戦後50年1995年1月27日(アウシュヴィッツ強制収容所解放から50年)に東京日仏学院(現アンスティチュ・フランセ東京)での試写会が開催されました。同年6月10日にはランズマン監督による「SHOAH ショア」全テキストの日本語版(作品社刊・高橋武智訳)が発行。これ以後、ランズマン監督は2001年にソビブル収容所におけるユダヤ人の武装蜂起の計画と挫折を描いた「ソビブル、1943年10月14日午後4時」。戦争を生き延びた唯一のユダヤ人評議会長老ベンヤミン・ムルメルシュタインの証言をもとに、アドルフ・アイヒマンの知られざる性格面を明らかにし、ホロコーストの歴史的解明ともいえる傑作「不正義の果て」(2013年)を発表。アウシュヴィッツ強制収容所解放から70年の2015年1月27日に「不正義の果て」をアンスティチュ・フランセ東京にて上映します。

アウシュビッツ強制収容所解放70周年を記念して、冷戦終結後の混迷する世界に生きる私たちに、今なお歴史の記憶を記録し真実を追い求めるクロード・ランズマンの作品は何を語りかけてくれるのでしょうか。耳を傾け、目を凝らして見て下さい。考えるのはあなたです。

※SHOAH ショア―(クロード・ランズマン著、高橋武智訳・作品社刊)の解説部分を参考にさせていただきました。

 

『不正義の果て』
(2013年/フランス、オーストリア/カラー/218分/デジタル)

ランズマン監督の最新作。アドルフ・アイヒマンが大戦中、世界を欺く為に選んだ“模範収容所”テレージェン・シュタットの真実を同収容所の生還者でユダヤ人長老ベンヤミン・マーメルシュタインの証言で明らかにした本作。撮影監督ウィリアム・リュプチャンスキー、キャロリーヌ・シャンプティエによる映像やナチスのプロパガンダ・フィルム等を効果的に使用し、アイヒマンの知られざる性格面を白日の下にしたこの作品は、ホロコーストに関する偉大な歴史的解明のひとつと言えるでしょう。
2013年カンヌ国際映画祭公式選出作品

 

15:30上映開始(途中5分休憩あり)19:15(上映終了予定)
上映後、ミカエル・フェリエ、小野正嗣による対談があり。

 

登壇者プロフィール:
ミカエル・フェリエ
中央大学文学部教授は、作家としてKizu(Arléa、2004)を初め、多くのエッセイ・小説等の作品を発表。 2005年、Tokyo, petits portraits de l’aube (Gallimard、2005) がアジア文学賞を、2011年に、Sympathie pour le Fantôme(Gallimard、2010) がla Porte Dorée文学賞を受賞しました。ミカエル・フェリエによる最新著書『フクシマ・ノ-ト』(Gallimard、2010)は、ルノドー、Décembre、フェミナ賞の候補 となり、2012年度Edouard Glissant賞を受賞した。邦訳(義江真紀子訳)が、新評論から今秋刊行。

 

小野正嗣(おの・まさつぐ)
1970年、大分県生まれ。作家、立教大学准教授(創作論、現代フランス語圏文学)。文学博士(パリ第8大学)。著書に、『にぎやかな湾に背負われた船』(朝日文庫、第15回三島由紀夫賞)、『マイクロバス』(新潮社)、『夜よりも大きい』(リトルモア)、『浦からマグノリアの庭へ』(白水社)、『獅子渡り鼻』(講談社)、『九年前の祈り』(講談社、第152回芥川賞受賞)など。訳書に、マリー・ンディアイ『ロジー・カルプ』(早川書房)など。

 

 

主催:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、マーメイドフィルム

 

 

アウシュヴィッツ強制収容所解放から70年
ホロコーストの“記憶”を“記録”した傑作ドキュメンタリー3本!
「SHOAH ショア」「ソビブル、1943年10月14日午後4時」「不正義の果て」
2月14日(土)より、3週間限定渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開!

 

 

 

 

 

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15:30
開場:30分前
入場無料/アンスティチュ・フランセ東京会員 及び 映画ポイントカード持参の方対象に、上映当日14h30より、2Fエスパス・イマージュ前にて整理券を配布いたします。
アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)


アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
〒 162-8415
日本 Tokyo 15 Ichigaya-funagawara-machi, Shinjuku-ku

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