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『つかのまの愛人』(フランス/2017年/76分/モノクロ/デジタル/日本語字幕)
監督:フィリップ・ガレル
出演:エリック・カラヴァカ、エステール・ガレル、ルイーズ・シュヴィロット
撮影:レナート・ベルタ

 

3ヶ月前からアリアンヌは哲学の教師ジルと付き合っている。ジルにはアリアンヌと同じ歳の娘ジャンヌがいる。人生で初めての大きな恋愛の終わりに絶望し、父親のもとに身を寄せるジャンヌは、歳の近い父の恋人アリアンヌと徐々に親しくなり、愛すること、女性として欲望を抱くについて語り合う。

 

「『つかのまの愛人』は裂け目から始まる。ひとりの女子学生がすさまじい勢いで階段を駆け下り、大学のトイレで恋人である哲学教師と落ち合う。立ったまま、人目を忍んで、ふたりは愛を交わす。今までガレル作品でこんなシーンは見たことはなかった。今まで映画の中でこんなオルガスムを聞いたことはなかった。激しい息づかい、あえぎがすべてを凌駕する。ルイーズ・シュヴィロットの真に迫った演技が文字通りスクリーンを切り裂く。次のシーン。先ほどの学生と同年齢と思われる若い女性、エステール・ガレル演じる女が夜、路上に座り込み、大きな声を上げて泣いている。あえぐように泣くその声がさらに奥から聞こえてきて、私たちの想像の中で先ほどのオルガスムのあえぎ声と泣き声がシンクロして聞こえ、快楽と悲痛な叫びが重なり合う。このふたつのシーンのつなぎによって、ある意味、このふたりの登場人物についてすべてが語られているといえるだろう。快楽を求め、その場限りの関係も辞さない女、そして目から涙を流すしかない苦悩する女。」ステファン・ドゥローム「カイエ・デュ・シネマ」

 

※上映後に、ニコラ・エリオットによる講演あり。

 

8月18日(土)より、シネマヴェーラ渋谷 他全国順次公開

 

 

 

 

 

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  • 2018-04-07 - 2018-04-07
  • 17:30
  • 開場:15分前
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • チケット販売時間:上映当日各回の30分前から上映開始10分後まで。チケット販売時間内には、当日すべての回のチケットをご購入いただけます。全席自由。整理番号順での入場とさせていただきます。また、上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、固くお断りいたします。
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
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