日仏女性の人権架け橋 ミモザ実行委員会では、日仏のアーティストが協力して制作をしている、演劇『ミモザウェイズ1910-2020』の公演を東京・福岡で行います。
演劇では、1910年代の青鞜社から、1970年代のウーマンリブ、そして現代を扱います。演出のために来日中のトリニダード・ガルシアさんに制作・演出についてお尋ねします。

その青鞜の時代の少しあとに、遊廓の中での暮らした春駒(森光子)という女性が残した『春駒日記』という作品があります。
当時の遊廓に関しての当事者の記録は少なく、その作品は当事者の生を伝えるきわめて貴重なドキュメントです。
底辺で生きた女性の声を通して、100年前の状況を知り、それが現代にどのように続いているのか―女性史研究者山家悠平さんとトリニダードさんの対談を行います。

開催情報
日時:2023年2月17日(金) 18:00~19:00( 会場17:30)
会場:アンスティチュ・フランセ関西ー京都
形式 対面方式( 後日オンライン配信の予定)
参加費無料 (要予約)予約リンク
日仏逐次通訳付き

タイムテーブル
18:00 オープニング 登壇者紹介
18:05 対談
18:45 質疑応答
19:00 終了

登壇者
山家悠平
トリニダード・ガルシア

通訳        竹中香子
コメンテーター レベッカ・ジェニスン
モデレータ           リボアルなみの

ミモザウェイズ1910 2020 脚本・演出 トリニダード・ガルシア
2012年制作の「シモーヌ・Et pendant ce temps Simone veille!」はコメディ・バスティーユ劇場とフランス各地で、30万人の観客、1500回を超える公演を行う。代表作に“「La conversion de la Cigogne」, “もっと自分を好きになるには”/ Pour que tu t’aimes encore”など。https://www.trinidad-g.com/

山家悠平
女性史研究者。単著に『遊廓のストライキ――女性たちの二十世紀・序説』(共和国、2015年)がある。同書は、発行直後から『朝日新聞』をはじめ多くの新聞書評を中心に評価された。近年の研究は、「共鳴する言葉 娼婦から娼婦たちへ」『現代思想』(2018年7月)、「たったひとりにならない/させないために」『現代思想』(2020年5月)等。新聞への寄稿「『夜の街』という言葉 新型コロナ・弱い立場 差別は100年前も」『朝日新聞』(2020年7月21日朝刊)等も行っている。

竹中香子
通訳 演出補佐 日本人としてはじめてフランスの国立高等演劇学校 俳優セクションに合格。フランス俳優国家資格、フランス演劇教育者国家資格を取得。フランス国公立劇場を中心に多数の舞台に出演。日本でもフランスの演劇教育や俳優のハラスメント問題に関するレクチャーやワークショップを行うhttps://mill-co-run.com

レベッカジェニスン
コメンテーター
女性文学論 フェミニズムアート 現代女性アーティスト 研究家
京都精華大学 名誉教授
リボアルなみの
モデレーター
日本とノルウェーで男女平等について学ぶ。「ミモザウェイズ1910-2020」企画・製作・翻訳。
共訳:クロコダイル ワニみたいに潜む日常のハラスメントと性差別、そしてその対処法理事:国際女性の地位協会
https://www.woman-engeki.com/

02
17
  • 2023-02-17 - 2023-02-17
  • 18:00 - 19:00
  • 入場無料
  • 075-761-2105
  • アンスティチュ・フランセ関西ー京都
    〒 606-8301
    左京区吉田泉殿町8 京都市 日本