クレール・オペールと荒牧小百合との対談
司会 :佐藤陽

©Astrid di Crollalanza

チェロ奏者、作家、音楽療法士であるクレール・オペールの著書「シューベルトの手当て」の邦訳出版を機に、アートセラピストをテーマとする対談を開催します。クレール・オペールとソプラノの荒牧小百合を迎えて、フランスと日本における「アートセラピスト」としての経験を聞き、「シューベルトの手当て」が紹介する音楽療法の世界へと皆さんを誘う対談です。

この対談では、ミニコンサートと書籍販売・サイン会も行われます。

  • 日時 :11月28日(火)19時00~20時30 *開場 :18時50
  • 会場 :東京日仏学院エスパス・イマージュ
  • 使用言語 :フランス語・日本語(同時通訳あり)
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  • パートナー:アルテスパブリッシング、フランス著作権事務所

プロフィール

クレール・オペール

©Astrid di Crollalanza

パリにてアーティストと医者の家系に生まれたクレール・オペールは、チェリストであり、1993年にモスクワ音楽院を卒業。ソルボンヌ大学にて哲学の学士とトゥール大学の医学部にて芸術療法の資格を取得。自身を音楽看護師として位置づけ、医学界及び科学分野で認められた著書「シューベルトの手当て」により一躍有名になる。本書には20年近く、自閉症、認知症、あるいは末期患者など痛みに苦しむ人々に寄り添い続けてきた経験がつづられている。彼女の本は2021年の第3回音楽文学賞を受賞、英語圏、ドイツ、イタリア、中国で紹介され間もなく日本語訳もアルテスパブリッシングより11月25日に出版される予定。一連の対談や演奏付き講演会などをとおし、クレール・オペールは看護師、音楽家(プロ・アマ問わず)、専門家、読者や一般の人たちを対象に、音楽の実践だけでなく、広い意味で創造すること、また病に直面した私たちと他者との関りや向き合い方について、新しい視点を投げかけてくれる。

荒牧小百合

東京藝術大学卒業、同大学院修了。2019年ウィーンで開催された日墺修好150周年記念公演E.オルトナー指揮のモーツァルト「レクイエム」でソプラノソロを務めた他、スイス、クロアチア、ロシア、スロヴェニアなどの国々で演奏の機会を得ている。2011年よりオペラチックナイト主宰。これまでに《椿姫》《アイーダ》《蝶々夫人》《トスカ》《カヴァレリア・ルスティカーナ》のオペラをプロデュースし、主演を務めながら、意欲的な公演を行っている。洗足学園音楽大学非常勤講師、聖徳大学講師。日本声楽アカデミー会員。日本内外の文化芸術に高い関心を持ち芸術鑑賞をこよなく愛する。最近では茶道を始め、お着物を着て音楽会や美術館巡りをすることが楽しみ。

 

 

佐藤陽

1967年生まれ。慶応義塾大学、ジョージ・ワシントン大学卒。1991年朝日新聞に入社。大分、岐阜、名古屋、横浜での勤務を経て、2017年より文化部be編集部記者。医療介護、メンタルヘルスなどを中心に取材を重ねる。早稲田大学理工学術院非常勤講師。著書に、「日本で老いて死ぬということ」(朝日新聞出版)、「看取りのプロに学ぶ 幸せな逝き方」(同)、「手洗いがやめられない 記者が強迫性障害になって」(星和書店)。

他にもこの作品があります:

©ARTES Publishing

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  • 2023-11-28 - 2023-11-28
  • 19:00 - 20:30
  • 19:00-20:30
  • Gratuit
  • Institut français Tokyo - Espace images
    〒 162-8415
    15 Ichigaya-funagawara-machi, Shinjuku-ku Tokyo