ヨーロッパの映画製作者の幅広い才能を披露するとともに、EUが重視する文化的多様性を表現した作品を紹介する本映画祭は今年で開催20周年を迎え、東京、京都、広島、福岡にて開催されます。フランスからはシャルリーヌ・ブルジョワ=タケ監督が新星アナイス・ドゥムースティエを主演に現代の女性の生き生きとした姿を描く『恋するアナイス』をご紹介します。東京では国立映画アーカイブで6/2(金)より6/30(金)まで開催。6/17(土)の『恋するアナイス』上映時にはシャルリーヌ・ブルジョワ=タケ監督とのオンライントークを予定しています。お楽しみに!

 

恋するアナイス

(2021年/98分/カラー/フランス)

監督:シャルリーヌ・ブルジョワ=タケ

出演:アナイス・ドゥムースティエ、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、ドゥニ・ポダリデス

「16世紀の情熱」についての博論を書き終えないまま、将来も恋愛も見通しが立たないでいる30歳のアナイス。ある日アナイスはダニエルという年配の男性に出会い、つき合い始めるが、しだいにダニエルの伴侶であるエミリーに魅了されていく。第74回カンヌ国際映画祭批評家週間で注目を集めたC・ブルジョワ=タケの長編デビュー作。自然の中で解放され、しだいに惹かれ合う二人の女性たちが繊細かつ官能的に描かれている。

 

監督紹介 

シャルリーヌ・ブルジョワ=タケ

文学と演劇を学んだ後はしばらく出版社で働いたシャルリーヌは2016年、初めて自主制作の短編映画を監督。2018年、彼女の2作目の短編『Pauline asservie』が注目を集め、カンヌ国際映画祭批評家週間とクレルモンフェラン映画祭に出品、審査員特別賞を受賞。2020年セザール賞の最終候補となり、多くの国際映画祭で賞を獲得。初の長編映画『恋するアナイス』は、2021年のカンヌ批評家週間での60周年記念特別上映に選ばれ、高い評価を得る。

「主人公のアナイスは衝動のままに行動する若い女性です。自問自答することなく、自分を投影することなく、今を生きている。しかし、私は、彼女は人生のはかなさを強く意識し、あらゆる機会を捉えて幸せになろうと決意した女の子だと思うのです。彼女のバイタリティ、大胆さが好きなんです。キャラクターのポイントは、欲望を貫き通す力です」(シャルリーヌ・ブルジョワ=タケ)

 

「愛が科学であるならば、才能溢れるシャルリーヌ・ブルジョワ=タケは、知的なる愛についての学びの映画を、不純で喜びあふれる方法で揺り動かし、再生させる独自の方式を完成させている」(レザンロキュプティーブル)

 

EU フィルムデーズ 2023 巡回スケジュール

東京 国立映画アーカイブ 6/2(金)〜6/30(金)※月曜日は休映

京都 京都府京都文化博物館 6/20(火) – 7/23(日) ※祝日以外の月曜休館。なお、7/16-7/17は別特集の作品を上映。

広島 広島市映像文化ライブラリー 7/21 (金) – 8/5 (土)

福岡 福岡市総合図書館 8/9 (水) – 8/27 (日)

 

詳細はオフィシャルHPでご確認ください

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  • 2023-06-02 - 2023-06-30
  • 00:00
  • 一般:520円 高校・大学生・65歳以上:310円 小・中学生:100円 障害者(付添者は原則1名様まで)・国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ・未就学児:無料
  • ハローダイヤル 050-5541-8600
  • ※チケットのオンライン発売は各上映日の3日前正午からとなります。 販売日や購入方法等の詳細につきましては国立映画アーカイブのHP をご覧ください。
  • 国立映画アーカイブ
    〒 104-0031
    東京都 中央区 京橋3-7-6

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