フランス/2003年/105分/35ミリ/カラー/英語字幕付
出演:ベルナール・ジロドー、エルザ・ジルベルシュタイン、ジャン=リュック・ビドー、クリスチャン・ヴァディム、エディット・スコブ

 

子供のように無邪気な女性リヴィアは莫大な遺産を相続する。彼女の家族は隠された遺産を手に入れるためには手段を選ばぬ冷酷で恥知らずな輩だ。彼らは、卑劣な仕事を遂行させるべく、精神病院を出たばかりのスイス人のエミル・ポワンポワロを雇う。しかしやや情緒不安定で、風変わりなリヴィアとエミルは 互いのことを理解し合うようになる。

 

フィルム提供:ル・プティ・ビュロ

 

「そのタイトルが示しているように、『その日』は、宿命の中で、死を巡るユーモア溢れる演劇、辛辣な芝居の技法を存分に用いている。その芝居の最中、愉快にも、そして容赦なく、死体が積み上げられてゆく。観客を混乱させるのを楽しみながらも、ラウル・ルイスは、自らが得意とする超現実的で、バロック的作品の流れを再び見出している。(…)この作品のもっとも奇跡的な面とは、登場人部たちそれぞれがある人物像を体現するように仮定されながらも、心理的な約束事から免れ、人間性、官能性、滑稽さ、触れ得るような感情を具体的な重みとして獲得しているところであろう。」(ジャン=フランソワ・ロジェ、 「ル・モンド」)

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  • 2012-09-16 - 2012-09-16
  • 17:30
  • 一般:1,000円 学生・会員:500円
  • アンスティチュ・フランセ東京 (03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
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