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(フランス/1988年/160分/35ミリ/カラー/日本語字幕)
監督:ジャック・リヴェット
出演:ビュル・オジエ、ブノワ・レジャン、ロランス・コート、フジリア・デリバ、イネス・デ・メディロス

 

経験があり、厳しい教えで有名なコンスタンス・デュマの演劇学校に通う4人の若い女性、アンナ、クロード、ジョイス、ルシアはパリ郊外の屋敷で一緒に暮らしている。彼女たちは、かつてその屋敷に暮らしてセシルが謎に満ちた男との恋愛で危険な目にあっていると耳にする。そしてひとりの見知らぬ男が屋敷のまわりをうろつきまわり、何かを探すためか彼女たち一人一人を誘惑し始める。屋敷と演劇学校の間を往来しながら、彼女たちは演劇、人生、嘘、そして愛について学んでいく。
「近くからでも遠くからでも、演劇を扱う主題を選べば、映画の真実へ入ることになる。なぜならそれは嘘と真実を主題とすることであり、まさにそれこそが映画の主題だからだ。映画とは必然的に虚構の手段によって真実を探求するアートなのだから。(…)演劇は、映画が市民共同体化したもの、つまり演劇では、映画においても存在する観客とのコミュニケーションの様相が見える。映画のスタッフ、それは陰謀を密かに企てるグループのようなもので、完全に閉じられていて、その陰謀の現実を映画できちんと描けたものはまだいないだろう。」ジャック・リヴェット、『彼女たちの舞台』公開時「カイエ・デュ・シネマ」でのインタビューから

 

 

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  • 2016-04-16 - 2016-04-16
  • 18:30
  • 開場:20分前
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    新宿区市谷船河原町15 東京都

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