
(2015年/フランス/116分/カラー/デジタル/日本語字幕付)
監督:ポール・ヴェッキアリ
出演:パスカル・セルヴォ、ポール・ヴェッキアリ、アニー・コルディ、フランソワーズ・ルブラン、エディット・スコブ、マチュー・アマルリック、カトリーヌ・ドヌーヴ
幼少期と青年時代を怠惰に過ごしてきたロランは、今になって自分の進むべき道に思いを巡らせていた。また、彼は父親と複雑な関係にある。愛情を表現するのにふたりとも感情的過ぎるのだ。そして、このロランの父、ロドルフは女性たちに囲まれているにもかかわらず、ひとつのことに執着していた。それは初恋の女性マルグリットと再会することだった。
「映画完成後、ジュリアン・デュヴィヴィエの名作『舞踏会の手帳』との類縁関係に気づきました。そういうわけでエンド・クレジットに「美女たちの手帳」という副題を添えたのです。特に関係しているのはカトリーヌ・ドヌーヴのシークエンスです。というのも、[映画のなかで]私が彼女と本当に出会ったのかどうか観客はわからないからです。デュヴィヴィエの映画でのマリー・ベルについても同様です。男たちとの再会を彼女は実際に体験しているのか、夢見ているだけなのか。」ポール・ヴェッキアリ
「『劣等生』には、まさしくヴェッキアリ的なロマンチシズムをふたたび見出すことができる。それはまるで子どもが使う言葉や流行歌の歌詞のように愛をもっともシンプルな言葉で語る方法のことであり、あるいは失楽園のように肉体が別の身体の記憶に取りつかれている様のことなのだ。」ミュリエル・ジョデ「レザンロック」
※上映後、ポール・ヴェッキアリとフランソワーズ・ルブランによるトークショーあり。
- 2016-11-19 - 2016-11-19
- 16:30
- 開場:20分前
- 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
- アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
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