(フランス=イタリア/1962年/109分/モノクロ/デジタル/日本語字幕)
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、セルジュ・レジアニ、ジャン・ドザイ、ミシェル・ピコリ

 

“いぬ”とは警察に仲間を売る密告者のこと。ギャングの世界では死をもって償わなければならない危険な行為である。刑務所帰りのモーリスは、かつての仲間シリアンを誘って金庫破りの計画に手を染めるが、なぜか犯行当日警察に情報が漏れ追われるはめに。彼はシリアンが“いぬ”ではないかと疑念をもつ…。ベルト付きのトレンチ・コートにソフト帽、どしゃ降りの雨、高速道路を疾走する自動車等フィルム・ノワール物の映画には欠かせない雰囲気描写や小道具の活かし方が絶妙な本作。話が二転三転するクライマックスの見事さ。メルヴィル・ワールドの神髄がここにある。

「メルヴィルは、50年前、映画界でとても重要な存在でした。小規模とはいえ自分のスタジオを作った唯一の映画作家でしたからね。メルヴィルは、私がテレビによく出演していた頃も、よく私を見てくれて、『あの番組ではよかった、あれは良くなかった』と電話してきてくれ、私の話にもよく耳を傾けてくれました。私の人生でとても大きな役割を演じた人です。私たちはよく会い、語り合い、その時は彼が監督であることを忘れてさえいました。とても幸福なことに、雇い主である前に、様々なことを共に探求する友人たちである、そんな映画作家たちに出会えたことであり、彼らから映画が何か教えてもらいました。」(ミシェル・ピコリ)

 

【全席販売再開のお知らせ】

アンスティチュ・フランセ東京では、10月15日(木)よりエスパス・イマージュでの上映に関して、全国興行生活衛生同業組合連合会の最新のガイドラインにより、すべての座席の販売を再開いたします(ただし、劇場にてゲストが登壇する舞台挨拶やトークイベントは従来どおり座席間隔を1席空けて販売させていただきます)。

アンスティチュ・フランセ東京では引き続き新型コロナウィルス感染予防対策を実施してまいります。

ご来場のお客様にはご不便をおかけいたしますが、新型コロナウィルス感染予防への取り組みにご理解ご協力をお願い申し上げます。
詳細はこちらをご覧ください。

新型コロナウィルスへの対策について

  • 接触感染・飛沫防止のため、Peatixでのオンライン購入およびQRコードでのチェックインを継続いたします(ただし、招待券は窓口のみでのお取り扱いとなります)。
  • 整列時や入退館時のソーシャルディスタンスの確保をお願いいたします。
  • エスパス・イマージュ内でのお客様同士の会話は、最小限にとどめていただきますようお願い致します。
  • スタッフは運営に必要な最小限度の人数となります。お客様にはご不便をおかけいたしますが何卒ご理解ご協力のほどお願い致します。

10
23
  • 2020-10-23 - 2020-10-23
  • 16:00
  • 開場:15分前
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円 チケットはPeatixにて10月9日(金)15時より発売。窓口販売はございませんのでご注意ください。
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • 上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、お断りいたします。
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

<< 偉大なる俳優、ミシェル・ピコリ追悼特集(再開)