C) les Films du Losange

日本でもとても愛されているフランス人映画作家のひとりであるエリック・ロメール(1920―2010年)は、共通のテーマによって緩やかにつながった3つのシリーズを製作しています: 六つの教訓話」(6作品、1963-1972年)、「喜劇と格言劇」(6作品、1981-1987年)、そして「四季の物語」(4作品、1990-1998年)です。「四季の物語」はロメールのフィルモグラフィーの中でも最も魅力的で、探索的な作品であると同時に、偶然の出会いやロマンチックな輪舞が繊細に織りなされています。「春のソナタ」、「冬物語」、「夏物語」、「恋の秋」、それぞれの四季がその風景や雰囲気、そして物語にひそかに、しかし確実に影響を与えています。それぞれの作品の抜粋を見ながら、ロメール映画における気象、自然について考察します。

実施要項
開催日時:2023年7月19日(水)19:00~20:30
場所:東京都新宿区市谷船河原町15 東京日仏学院2階エスパス・イマージュ
料金:1,500円
使用言語:日本語

*お申込、お支払は、アンスティチュ・フランセ総合受付にて、またはオンラインブティックからお願いいたします。席に限りがございますので、お早めにお申込ください。

 

講師:坂本安美

東京出身。『カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』誌元編集委員。『カイエ・デュ・シネマ』本誌とともにフェスティヴァル・ドトーヌにて黒沢清、青山真治、篠崎誠、諏訪敦彦ら日本の監督たちを紹介。1996年より東京日仏学院(現アンスティチュ・フランセ東京)にて映画プログラム主任を担当し、さまざまな映画上映の企画・運営を手がける。2012年からはフランス大使館 文化部にあたるアンスティチュ・フランセ日本にて映画プログラム主任。引き続きフランスから多くの監督、俳優、映画批評家らを招聘し、日本では上映の機会があまりない作品を中心に紹介しながら、上映と批評との関係、国境を越えたアーティスト、書き手の交流についてつねに模索している。2012年にロカルノ国際映画祭にてOpera Prima(新人部門)の審査員、2014年のカンヌ国際映画祭では「批評家週間短編作品部門」の審査員、2020年には東京フィルメックス映画祭、ヨーロッパの若手監督の登竜門、アンジェ・プルミエ・プラン映画祭短編部門の審査員を務める。著書は『エドワード・ヤン 再考/再見』、『そして映画館はつづく』(共著、フィルムアート社)などがある。

 

※本アトリエに関連した上映特集「映画、気象のアート」もぜひご参加ください。
会場:東京日仏学院(7/21~7/30)、横浜ジャック&ベティ(日程調整中)

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  • 2023-07-19 - 2023-07-19
  • お申込、お支払は、アンスティチュ・フランセ総合受付にて、またはオンラインブティックからお願いいたします。
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-0826
    15 Ichigaya-funagawara-machi, Shinjuku-ku Tokyo

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