(フランス/2017年/135分/カラー/デジタル/日本語字幕付)
監督:アルノー・デプレシャン
出演:マチュー・アマルリック、マリオン・コティヤール、シャルロット・ゲンズブール、ルイ・ガレルラズロ・サボー

映画監督のイスマエルは、外交官の弟イヴァンを題材にスパイ映画を準備中だ。イスマエルはシルヴィアという恋人がいるが、若い頃に突然失踪した元妻カルロッタの記憶に取り憑かれている。ある日、そのカルロッタが突然現れて…。カンヌ国際映画祭オープニング作品。

「トリュフォーはある時ドヌーヴにこう書き送った『傑作を作ろうと考えるのは問題外です!ただ生き生きとした映画を一緒に作りましょう』。本作の三人の女性たちはまさに生き生きとしている。高齢と闘うブルームも生命力に溢れてる。イヴァンがメランコリックで、ドストエフスキーの『白痴』のようだとしたら、イスマエルと彼の過ちはやはり生き生きとしている。そしてそんな彼に生き方を教えるのはシルヴィアなんだ」アルノー・デプレシャン

 

「海岸を撮影したのはこれが初めてだ。ヴァカンスへの嗜好がなく、私の人生には海岸がこれま存在してい。でも今回は、『恥』や『ペルソナ』のようなベルイマンの映画を思い浮かべた。三角関係が逃げられない場所が必要だった。だから島を、今回はノワールムーティエを選んだ。ボッティチェリのヴィーナスや、『めまい』でサンフランシスコ湾から釣り上げられたキム・ノヴァク、あるいは『007は殺しの番号』のウルスラ・アンドレスのように、カルロッタのキャラクターは水から上がったばかりのように見せたかった」(アルノー・デプレシャン)

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  • 2023-09-23 - 2023-09-23
  • 18:00
  • 開場:15分前、Peatixで購入時に発行される整理番号順でのご案内となります。
  • 一律:1,100円 ※チケットはPeatixにて9/1(金)15時より発売いたします。上映当日、窓口での販売はございませんので、ご注意ください。
  • 東京日仏学院(03-5206-2500)
  • 上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、お断りいたします。
  • 東京日仏学院 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
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