『ある道化師の24時間』
(フランス/1946年/18分/モノクロ/日本語字幕付き)
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
出演:ベビー(道化師)、マイス(道化師)

第2次世界大戦の終結直後に撮られたメルヴィルのデビュー作、かつ唯一の短編作品。俳優には、パリのモンマルトルにあるメドラノ・サーカスのスターである2人組の道化師マイスとベビーの1日をドキュメンタリー風に描いた。舞台でのいたずらを追うと同時に、メーキャップなしの、妻や飼い犬との日常生活を垣間見せる。都市と夜の雰囲気を基調としたスタイルの実験であるこの映画は、その後のメルヴィル作品の萌芽を含んでいると言えるだろう。

 

『マンハッタンの二人の男』
(フランス/1958年/84分/モノクロ/日本語字幕付き)
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
出演:ジャン=ピエール・メルヴィル、ピエール・グラッセ、クリスティアーヌ・ユード

ニューヨークの国連本部本会議をフランス代表のフェーヴル・ベルティエが欠席した。フランス通信社のニューヨーク支局の記者であるモローはその理由を探るべく、相棒のカメラマンと共にベルティエと関わりのある女性を尋ねて回る。モローをメルヴィル自身が演じ、撮影も務め全編にわたってゲリラ的な撮影を敢行。この映画製作方法は、ゴダールの『勝手にしやがれ』に多大な影響を与えたことで知られている。モダン・ジャズを背景にマンハッタンの夜を徘徊する男たちをスタイリッシュに捉えた。

 

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  • 2023-07-06 - 2023-07-06
  • 16:30
  • 開場:15分前、Peatixで購入時に発行される整理番号順でのご案内となります。
  • 1,100円 ※チケットは Peatix にて6/16(金)15時より発売いたします。上映当日窓口での販売はございませんのでご注意ください。
  • 東京日仏学院(03-5206-2500)
  • 上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、お断りいたします。
  • 東京日仏学院 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
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