
2023年アカデミー賞フランス代表作品にも選ばれた『サントメール ある被告』の公開に併せ、アリス・ディオップ監督が来日します。
来日を記念し、東京日仏学院では監督による2021年のドキュメンタリー作品『私たち』を上映します。上映後は監督をお迎えし、本作、また新作について語っていただきます。

『私たち』
(115分/2021/フランス、カナダ)
監督:アリス・ディオップ
パリを南北に走るRER(イル=ド=フランス地域圏急行鉄道網)B 線沿いの、「郊外」と呼ばれる地域に暮らす人々を追ったドキュメンタリー作品。移民の整備士、サン=ドニ大聖堂でルイ16世の死を悼む信心深い人々、患者宅を訪ねて回る看護師、かつてドランシー収容所に収監された人々の記憶、夏の静けさを楽しむ若者たち、作家、狩猟愛好家、監督自身の幼少期の思い出の場所…。数々の断片が全体を構成し、「私たち」の全貌が見えてくる。
社会の周縁に暮らす人々を真正面から見つめ、彼らが抱える葛藤や欲望を浮き彫りにしている。共存をテーマに、映画の役割を違った角度から感じさせてくれる、今観るべき一本。
2023年アカデミー賞フランス代表作品『サントメール ある被告』監督作。
2021年ベルリン映画祭エンカウンターズ部門作品賞受賞作品。
※ディオップ監督来日中に別途下記イベントも実施されます

『サントメール ある被告』
(123分/2022/フランス)
監督:アリス・ディオップ
フランス北部の町、サントメール。若き女性作家ラマは、ある裁判を傍聴する。被告は、生後15ヶ月の娘を海辺に置き去りにし、殺人罪に問われた女性ロランス。セネガルからフランスに留学し、完璧な美しいフランス語を話す彼女は、本当に我が子を殺したのか?被告本人の証言、娘の父親である男性の証言、何が真実かわからない。そしてラマは偶然、被告ロランスの母親と知り合う。彼女はラマが妊娠していることを言い当てる。裁判はラマに、“あなたは母親になれる?”と問いかける……果たしてその行方はーー。
『サントメール ある被告』アリス・ディオップ監督 上映後トークイベント
<会場>
Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
渋谷区渋谷1丁目24−12 東映プラザ 7F/9F
<日時>
7/14(fri.)18:30の回上映後
7/16(sun.)18:30の回上映後
<ゲスト>
アリス・ディオップ監督 *追加ゲスト可能性アリ
<料金>
通常の映画料金
最新の情報は公式サイトをご確認下さい。
- 2023-07-15 - 2023-07-15
- 17:00
- 開場:15分前、Peatixで購入時に発行される整理番号順でのご案内となります。
- 1,100円 ※チケットは Peatix にて販売中。当日窓口での販売はございませんのでご注意ください。
- 東京日仏学院(03-5206-2500)
- 上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、お断りいたします。
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東京日仏学院 エスパス・イマージュ
〒 162-8415
市谷船河原町15 新宿区 東京都
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