エレーヌ・ドゥルヴェールとヤン・パウル・スクッテンとの対談
司会: 広松由希子

 

文学には目に見えないものを明らかにし、様々な現実が存在する中で、この宇宙で最も複雑な考えと向き合わせてくれる力がある。文章と描画を通して科学の魅力、自然の驚異、歴史の面白みをどのように探求心のある読者に伝えるか。この難しい使命を引き受けた2人、オランダで最も人気な子供向けノンフィクション作家ヤン・パウル・スクッテンと、フランスのポップアップアーティストで子供向けノンフィクションのイラストレーターであるエレーヌ・ドゥルベールに話を聞く。司会: 広松由希子

  • 日時: 11月26日(日)17: 10~18: 30 *開場: 17時
  • 会場: 東京日仏学院、エスパス・イマージュ(2F)
  • 使用言語: フランス語・日本語(同時通訳あり)、フランス語・英語(逐次通訳あり)
  • 入場無料・お申込みはこちら *定員に空きがあれば当日参加可
  • 共催: 駐日オランダ王国大使館、 Dutch foundation for Literature、駐日欧州連合代表部
ヨーロッパ文芸フェスティバル2023連携イベント

プロフィール

エレーヌ・ドゥルヴェール

1981年生まれ。デュペレ応用美術学校(パリ)においてテキスタイルデザインを勉強してから、10年間以上探究しているイラスト及び切り絵の技術を確立した。現在は、パリとアトリエのあるバスク地方を拠点に活動する。主にポエトリー、幼少期、自然及び日常生活で見える日影と光からインスピレーションを得て、新しい絵本、絣、そして紙作品を創作する。

©Emilie Drouinaud

2015年には、初めて切り絵の技術を用いた絵本である『Paris s’envole(空飛ぶパリ)』で児童書大賞「本の夜」賞を受賞している。さらに『世界で一番美しい切り絵人体図鑑』(エクスナレッジ)で2017年の「ボローニャ・ラガッツィ賞」ノンフィクション部門最優秀賞を受賞した。邦訳書には他に『出産を巡る切り絵・しかけ図鑑』『海洋を冒険する切り絵・しかけ図鑑』『天空を旅する切り絵・しかけ図鑑』(以上、化学同人)がある。もっとも最近に刊行された『Végétal』は、邦訳がまた2024年に出版予定。

ヤン・パウル・スクッテン

ヤン・パウル・スクッテン Jan Paul Schutten (1970 ) は、オランダで最も人気な児童ノンフィクション作家の 1 人。歴史、自然、科学に重点を置き、オランダ語圏で出版された優れた児童書に与えられる「金の石筆賞」を2度受賞。 2015 年から 2017 年まで、オランダ児童書大使を務め、読書と読み書き能力の促進におけるノンフィクションの重要性に焦点を当てる。彼の作品は20カ国語に翻訳されている。

©Toon Vieijra

広松由希子

編集者、ちひろ美術館学芸部長を経て、現在はフリーで絵本作家、評論家、翻訳家、展覧会プランナーとして活動。ボローニャ国際絵本原画展、ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)などの絵本コンペの国際審査員を歴任。主な著書に『日本の絵本100年、100人、100冊』など。JBBY(日本国際児童図書評議会)副会長。

 

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  • 2023-11-26 - 2023-11-26
  • 17:10 - 18:30
  • 17:10-18:30
  • 無料
  • フランス語・日本語・英語
  • Institut français Tokyo - Espace images
    〒 162-8415
    15 Ichigaya-funagawara-machi, Shinjuku-ku Tokyo