「自然と付き合うこと」

アラン・コルバンと堀江敏幸との対談

 

「読書の秋2023」の開幕イベントとして、感性の歴史という新領野を拓き、人間と作家、自然との関係性を探求する歴史家、アラン・コルバンを迎えて豪華対談を開催します。アラン・コルバンは、気候変動というコンテキストの中で、人間、文学及び自然との関係と、環境問題にどう関わるのかという問題をめぐり、フランス文学者で作家の堀江敏幸と対談します。ハイブリッド形式で開催されるので、日本全国の皆様にご参加頂き、エコロジーをめぐるコルバンの深い思索と作品に触れる貴重な機会となります。会場で書籍販売も行われます。

司会: 小倉孝誠

 

  • 日時 :11月3日(金)18時30~20時 *開場 :18時
  • 会場 :東京日仏学院エスパスイマージュ・オンライン(アクセスはこちら
  • 使用言語 :フランス語・日本語(同時通訳あり)
  • 入場無料・予約可能(お申込みはこちら
  • パートナー : 藤原書店、スイユ出版社

プロフィール

アラン・コルバン

1969年から1980年まで、トゥール大学教授として現代史を担当。1987年よりパリ第一大学教授として19世紀史の講座を担当。パンテオン・ソルボンヌ大学の名誉教授、そして19世紀フランスの歴史の専門家であるアラン・コルバンは、感性の歴史という新領野を拓いた歴史家。「においの歴史」(Aubier-Flammarion, 1982、藤原書店1990)、「浜辺の誕生 : 海と人間の系譜学」(Aubier-Flammarion, 1988、藤原書店1992)をはじめ、数多くの著作を出版、15以上の言語で翻訳された。

©Jérôme Panconi

堀江敏幸

1964(昭和39)年、岐阜県生れ。1999(平成11)年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年「熊の敷石」で芥川賞、2003年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、2004年同作収録の『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞、2006年『河岸忘日抄』、2010年『正弦曲線』で読売文学賞、2012年『なずな』で伊藤整文学賞、2016年『その姿の消し方』で野間文芸賞、ほか受賞多数。著書に、『郊外へ』『書かれる手』『いつか王子駅で』『めぐらし屋』『バン・マリーへの手紙』『アイロンと朝の詩人 回送電車III』『未見坂』『彼女のいる背表紙』『燃焼のための習作』『音の糸』『曇天記』ほか。

小倉孝誠

1956年生まれ。東京大学博士課程中退、文学博士(パリ・ソルボンヌ大学)。現在、慶應義塾大学教授、日本フランス語フランス文学会会長。日本学術会議の前連携会員。近代フランスの文学と文化史を研究。主な著書として『批評理論を学ぶ人のために』(編著、2023年)、『歴史をどう語るか』(2021年)、『世界文学へのいざない』(共著、2020年)、『ゾラと近代フランス』(2017年)、『写真家ナダール』(2016年)、『愛の情景』(2011年)など。翻訳書にアラン・コルバン『草のみずみずしさ 感情と自然の文化史』(共訳、2021年)、アラン・コルバン編『感情の歴史』(監訳、全3巻、2020-2021年)、ユルスナール『北の古文書』(2011年)、バルザック『あら皮』(2000年)など多数。

助成・協賛

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  • 2023-11-03 - 2023-11-03
  • 18:30 - 20:00
  • 18:30-20:00
  • Gratuit
  • Français-Japonais
  • 3-5206-2500(東京日仏学院)
  • Institut français Tokyo - Espace images
    〒 162-8415
    15 Ichigaya-funagawara-machi, Shinjuku-ku Tokyo