『交差する眼差し』-日本文学とフランス文学の間で-

ナント大学教授フィリップ・フォレストは、現代フランス文学の批評家です。 既にL’Enfant éternel『永遠の子ども』(1997年フェミナ処女作賞 、邦訳集英社)、Sarinagara 『さりながら』(2004年Décembre賞 、邦訳白水社) 等の5作の小説を発表し、最新作はLe Chat de Schrödinger(2013年未邦訳)です。2001年刊行のOé Kenzaburô以来、日本文学批評も活発に行い、「私小説」の研究家でもあります。今年9月にエッセイ集『夢、ゆきかひて』が白水社から出版されます。

 

 

 

『夢、ゆきかひて』

 

漱石、中也、小林秀雄から大江健三郎、津島佑子、写真家畠山直哉まで、フランス気鋭の批評家・小説家による、刺激的な日本論。「取り違えの美しさ」他、日本文学論・作家論から厳選し、そこに震災後に綴った文章も加えて再構成した日本オリジナル版。

 

 

 

荻野安奈(慶応義塾大学教授)は、フランス・ルネッサンスの文豪ラブレーの専門家です。仏政府給費留学生としてパリ第4大学に留学。作家としては1991年『背負い水』で芥川賞受賞。2001年『ホラ吹きアンリの冒険』で読売文学賞受賞。2007年『蟹と彼と私』で伊藤整文学賞受賞。近著は2011年『大震災 欲と仁義』(共同通信社刊)です。執筆活動の他、TV・ラジオ出演、講演など活躍中です。

 

 

 

 

東西の二つの文学が古今の作品を介して、相互に学びあったもの、学びあうものとは何か。日本文学とフランス文学の対話について共通の問題点と相対する視点をもつ二人の作家 – 研究者が語り合います。 司会は慶応義塾大学教授小倉孝誠です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  • 2013-09-10 - 2013-09-10
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