
フランソワ・トリュフォーは、1984 年に52歳の若さでこの世を去った後も、世界中の観客、映画人たちを魅了し、それぞれの人生、あるいは創作に影響を与え続けています。大いなる情熱とともに短い人生を駆け抜け、長編映画21本、短編映画数本を残したトリュフォー、その一本、一本の映画は、まるでバルザックの「人間喜劇」のようにひそかに結びついています。トリュフォーのフィルモグラフィーを流れている幾つかのテーマ、たとえば「子供」、「愛」、「手紙」……、これらのテーマをみちしるべに、引き続きトリュフォーの世界へと旅を続けましょう。そしてトリュフォーがジャン=ピエール・レオという分身と共に幼年期から大人まで、20年に渡り描き続けた「アントワーヌ・ドワネル シリーズ」、今年6月に初の4Kデジタルリマスター版で特集が開催されるこの映画史上稀に見る試みの重要性も、皆さんと一緒にあらためてふりかえりたいと思います。
「愛は最も重要な主題、主題中の主題と言えるだろう」フランソワ・トリュフォー
使用言語は日本語です。
このアトリエは、アンスティチュ・フランセ東京の教室を会場として開催します。
各回のテーマは以下のとおりです。
第1回:2022年1月29日(土) 17:00-18:15
トリュフォーの人生の映画たち
1er conférence Films de ma vie
→1月29日の回は満席となりました。
第2回:2022年2月26日(土)17:00-18:15
トリュフォーと子供たち
Filmer les enfants
→2月26日の回は満席となりました。
第3回:4月16日(土)17:00-18:30
トリュフォーにおける愛
Passion amoureuse chez Truffaut
第3回の申し込み・お支払いはこちら
→本回はすでに満席となりました。
第4回:5月28日(土)17:00-18:30 → 5月21日(土)17:00-18:30 日程が変更となりました。何卒ご了承ください。(更新日:4月15日)
トリュフォーと書物、手紙
Passion des livres et des lettres
第4回の申し込み・お支払いはこちら
→本回はすでに満席となりました。
第5回:6月25日(土)17:00~18:30
トリュフォーの分身、アントワーヌ・ドワネル
Antoine Doinel, son double
第5回の申し込み・お支払いはこちら
→本回はすでに満席となりました。
お申込、お支払は、アンスティチュ・フランセ総合受付にて、またはオンラインブティックからお願いいたします。席に限りがございますので、お早めにお申込ください。
〔料金〕:各回1000円
〔場所〕:東京都新宿区市谷船河原町15 アンスティチュ・フランセ東京 教室
〔使用言語〕:日本語
講師:坂本安美

東京出身。『カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』誌元編集委員。『カイエ・デュ・シネマ』本誌とともにフェスティヴァル・ドトーヌにて黒沢清、青山真治、篠崎誠、諏訪敦彦ら日本の監督たちを紹介。1996年より東京日仏学院(現アンスティチュ・フランセ東京)にて映画プログラム主任を担当し、さまざまな映画上映の企画・運営を手がける。2012年からはフランス大使館 文化部にあたるアンスティチュ・フランセ日本にて映画プログラム主任。引き続きフランスから多くの監督、俳優、映画批評家らを招聘し、日本では上映の機会があまりない作品を中心に紹介しながら、上映と批評との関係、国境を越えたアーティスト、書き手の交流についてつねに模索している。2012年にロカルノ国際映画祭にてOpera Prima(新人部門)の審査員、2014年のカンヌ国際映画祭では「批評家週間短編作品部門」の審査員、2020年には東京フィルメックス映画祭、ヨーロッパの若手監督の登竜門、アンジェ・プルミエ・プラン映画祭短編部門の審査員を務める。著書は『エドワード・ヤン 再考/再見』、『そして映画館はつづく』(共著、フィルムアート社)などがある。
『生誕90周年上映 フランソワ・トリュフォーの冒険』
6月24日(金)~7月18日(木)東京・角川シネマ有楽町、名古屋・伏見ミリオン座、
7月1日(金)~大阪テアトル梅田にて開催他、全国順次公開予定
*上映作品+スケジュールは後日発表
公式 HP:https://movies.kadokawa.co.jp/truffaut90
- 2021-12-21 - 2022-06-30
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アンスティチュ・フランセ東京
〒 162-8415
新宿区市谷船河原町15 東京都