村上華子(撮影:志村信裕)

HIRAKU Project Vol.13 村上華子「du désir de voir 写真の誕生」展 トークイベント
2022年9月25日(日)16:00~18:00
会場:アンスティチュ・フランセ東京

 

ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、HIRAKU Project Vol.13 村上華子「du désir de voir 写真の誕生」の開催を記念して、出展作家の村上華子とエコール・デ・ボザール教授、美術評論家のクレリア・ゼルニックを招いて、アンスティチュ・フランセ東京にてトークイベントを開催します。

HIRAKU Projectは、ポーラ美術振興財団の若手芸術家への助成を受けた作家を紹介する展覧会シリーズです。第13回目となる今回は、パリを拠点に活動する村上華子をご紹介します。

写真の黎明期における古典的な技法を扱い、見ることの根源に立ち返ろうとする村上は、2019年にアルル国際写真祭新人賞にノミネートされるなど、近年特にヨーロッパで注目される気鋭の作家です。
今回の個展は、現存する世界最古の写真を残したとされるニセフォール・ニエプス(1765-1833)をテーマに、主に新作から構成されています。対談ゲストとして、エコール・デ・ボザールで教鞭をとる美術評論家であり、日本現代美術研究者であるクレリア・ゼルニックを招き、作家のこれまでの実践の数々、そしてポーラ美術館にて公開される新作について紹介しながら、日本とフランスの目を通して、村上華子が生み出す重層的なイメージの深層に迫ります。


日時
2022年9月25日(日)16:00~18:00(開場:15:30)
会場:アンスティチュ・フランセ東京 カンファレンスルーム F111-112
主催:ポーラ美術館

参加無料
参加方法:要事前申し込み:Peatix
定員:着席、40名
使用言語:フランス語(日本語への逐次通訳あり)

*会場は自由席です。
*開場時間前のご来場および会場前での待機等はお断り申し上げます。

 

村上華子(むらかみはなこ)

1984年、東京都生まれ。パリ在住。2007年、東京大学文学部思想文化学科美学芸術学専修課程卒業。2009年、東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。2013年度ポーラ美術振興財団在外研修員(パリ)。2014年、ル・フレノワ、フランス国立現代美術スタジオ在籍。

近年の主な個展に、「Imaginary Landscapes」(タカ・イシイギャラリー、2022年)、「クリテリオム96 村上華子」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2019年)、「CONCEPTION」(アルル国際写真祭、2019年。新人賞ノミネート)、「The Perfect」(パリ日本文化会館、2016年)など。翻訳家としての主な訳書に、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト『キュレーション:「現代アート」をつくったキュレーターたち』(フィルムアート社、2013年)などがある。

 

クレリア・ゼルニック(Clélia Zernik)

パリ高等師範学校博士課程修了(美学)。2011年より、エコール・デ・ボザール教授(芸術哲学)。

研究の初期においては、芸術心理学や現象学の領域で語られるような、美術と科学の関係性に着目(『Perception-cinéma』2012年、『L’œil et l’objectif』2014年、等)。早稲田大学、東京大学、東京藝術大学での研究を経て、その関心は映画、そして日本の現代美術へと向けられている(『Les Sept samouraïs d’Akira Kurosawa』2013年、『L’attrait du café』2017年、『L’attrait du fantôme』2019年)。

現在は、イメージの被膜(日本的な表面と深層)の問題に取り組み、Critique d’artやArt Pressといった専門誌に定期的な寄稿などを行っている。

 

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HIRAKU Project Vol.13
村上華子「du désir de voir 写真の誕生」展

会期:2022年9月17日(土)~2023年1月15日(日)
会場:ポーラ美術館(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285)
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

詳細はこちら→https://www.polamuseum.or.jp/sp/hiraku-project-13/

 

09
25
  • 2022-09-25 - 2022-09-25
  • 16:00 - 18:00
  • 0460-84-2111(ポーラ美術館)
  • アンスティチュ・フランセ東京
    〒 162-0826
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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