(1996年/フランス/114分/カラー/デジタル)

監督:エリック・ロメール

出演:メルヴィル・プポー、アマンダ・ラングレ、オーレリア・ノラン、グウェナウェル・シモン
ヴァカンスを恋人と過ごすため、ブルターニュ地方の海辺のリゾート地ディナールへやってきたガスパール。クレープ屋で働くマルゴと親しくなるが、パーティーで知り合ったソレーヌとも急接近。そんな中で恋人もやってきて……。本作は50年前にロメールがノートに記録していた個人的な記憶をもとに作られた。マルゴを演じるのは、『海辺のポリーヌ』でポリーヌを演じた12年後のアマンダ・ラングレです。彼女は再び、観察者の役、つまりロメールの分身を演じている。

 

「『四季の物語』は、『6つの教訓話』とは異なり、「女を探しに行った男が、別の女と出会い、また最初の女に戻る」という、与えられたテーマのバリエーションとして提示されるものではない。しかし、振り返ってみると、その構成や問題点には、類似性や対立性、さらには真の対称性さえ見出すことができる。例えば、第3話(秋)は第1話(春)と韻を踏んでおり、どちらも広い意味での「思想」を扱い、一つまたは複数の実行される、あるいは想定される「陰謀」を描写している。4番目(冬)と2番目(夏)はそれぞれ、一人の女-三人の男、一人の男-三人の女という鏡のような関係である。一方の場合、対象は選択を確信する「信仰」であり、もう一方の場合、選ばないという選択をほぼ確信する「信仰」である、等々。」

エリック・ロメール

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  • 2023-07-20 - 2023-07-20
  • 16:30
  • 開場:15分前、Peatixで購入時に発行される整理番号順でのご案内となります。
  • 1,100円 ※チケットは Peatix にて7/6(木)14時より発売いたします。上映当日窓口での販売はございませんのでご注意ください。
  • 東京日仏学院(03-5206-2500)
  • 上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、お断りいたします。
  • 東京日仏学院 エスパス・イマージュ
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