日本現代詩界の極めて重要な存在である吉増剛造は、詩作とパフォーマンスを融合させ、ジャンルの境界を超える幅広い活動を展開しているアーティストです。ともに「言葉」に音を与える「声」に対する情熱を抱く小説家シャモワゾーと詩人吉増剛造の創作インスピレーションの源は、口承性です。シャモワゾーは積極的に語り手という表現方法を作品中に取り入れ、吉増は自らの朗読と音楽、写真、映像等とのコラボレーションにおいて、かつての詩人たちの詩にはあった「声」を復活させています。書かれた言葉とは失われた「声」の痕跡あるいは始まりにすぎないのでしょうか? ミカエル・フェリエ[作家・中央大学教授]が司会を務めます。

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  • 2012-11-17 - 2012-11-17
  • 19:00 - 21:00
  • 入場無料、 日本語 / フランス語 同時通訳付き 
  • 03-5206-2500
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-0826
    市谷船河原町15 新宿区 東京

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