今年度の京都ヴィラ九条山の招聘アーティスト、エリック・ファイは、小説『Nagasaki(長崎)』で2010年のアカデミー・フランセーズ文学賞を受賞しています。

2012年のパリ・サロン・デュ・リーヴルの招待作家であり、1999年に芥川賞を受賞した平野啓一郎は、日本のニューエイジ作家の中でも最も評価の高い小説家の一人です。

小説を書くということはフランスと日本では同じ問題を提起するのでしょうか?

エリック・ファイと平野啓一郎は、常に進化するジャンルに取り組んでいます。東洋と西洋、リアリズムとファンタジーといった短絡的な対比を否定する二人の作家は、既成概念の限界を超える作品を発表しながら、変幻自在にジャンルを新しく塗り替えています。小説はどこから始まり、どこまで行くことができるのでしょうか?

この対談は、ジャンルや国という境界にとらわれない作家であり翻訳者でもある関口涼子が司会を務めます。

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  • 2012-11-30 - 2012-11-30
  • 19:00 - 21:00
  • 入場無料
  • 03-5206-2500
  • アンスティチュ・フランセ東京
    〒 162-8415
    新宿区市谷船河原町15 東京都

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