©Riad Sattouf_Allary Editions / Marianne Jaeglé / Daoud Kamel_©Renaud Monfourny / Riad Sattouf_©Renaud Monfourny / Dany Laferrière_©Nemo Perier Stefanovitch/ 「未来のアラブ人」_©Allary Éditions / 花伝社 / 「ナタンと呼んで」_©花伝社/ 「もうひとつの『異邦人』」©水声社 / 吾輩は日本作家である_©藤原書店 / 「殺されたゴッホ」_©小学館 / 「フクシマ・ノート: 忘れない、災禍の物語」_©新評論

 

 

「読書の秋2019」

10月7日(月) ― 11月23日(土)

 

第12回目となる文学とバンド・デシネの祭典「読書の秋」が日本各地で開催されるご案内をできます事を嬉しく思います。今年は、フランス語という共通項で結ばれた多様性の概念をまさに体現している作家が登場します。

フェスティバルの開会を飾るのは、ケベック在住のハイチ人作家でアカデミー・フランセーズ会員のダニー・ラフェリエールです。読売文学賞受賞の日本文学者でアメリカ人作家のリービ英雄と日仏会館で対談します。

 

文学では、今フランスで注目されている作家が著名な日本人作家と対談する予定です。カミュの『異邦人』を書き直した『もうひとつの『異邦人』― ムルソー再捜査』を書いたアルジェリア人作家でジャーナリストのカメル・ダーウドは、芥川賞と三島由紀夫賞受賞作家の小野正嗣との対談をアンスティチュ・フランセ東京で。ファン・ゴッホの最晩年の2年間を描いた『殺されたゴッホ』の著者マリアンヌ・ジェグレは、日本各地で作文ワークショップを開催しますが、東京における小説家、キュレーター、カルチャー・エッセイストの原田マハとの対談も楽しみです。

 

現代のフランスのバンド・デシネを代表する作家の一人、リアド・サトゥフにも注目です。アングレーム国際漫画祭の年間最優秀作品「金の野獣賞」を二度受賞した作家の一人であり、『彼の未来のアラブ人』のシリーズは23ヶ国語に翻訳され、今年の夏は日本語に翻訳された『未来のアラブ人―中東の子ども時代』が花伝社から出版されました。3人の著名な漫画家、東京でヤマザキマリ、北九州でじゃんぽーる西、京都で望月ミネタロウと対談します。

また、「読書の秋2019」特別上映として、リアド・サトゥフ監督の映画、『ジャッキーと女たちの王国』(2014年)を東京、大阪、福岡、横浜、徳島で上映をします。リアド・サトゥフが描き出す不平等の世界は、男女平等の概念に新しい視点をもたらします。

 

「読書の秋2019」では、フランスと日本の出版の交流に欠かすことのできない翻訳者を代表する、コリーヌ・アトランと野崎歓のイベントを企画しています。

 

小さな読者の方々には、リヨン市と横浜市姉妹都市締結60周年を記念して行われるアントワーヌ・ド・サン=テクジュペリの『星の王子さま』に関する子供向けのワークショップを用意しました。

 

アンスティチュ・フランセ日本は、ご参加頂く作家、バンド・デシネの作者の皆さま、出版および関係各位、特に多くのイベントの開催を受け入れてくださった大学関係者の皆さまに心よりお礼申し上げます。
良い読書の秋を!

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