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フランスの映画媒体、批評家、専門家、プログラマーと協力し、最新の、あるいは知られざるフランス映画を選りすぐり紹介する特集「映画批評月間」。
第3回目となる今回は、ゴダール、トリュフォーらヌーヴェルヴァーグの映画監督を輩出したことでも有名なフランスの伝説的映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ」の新編集長マルコス・ウザルと共に行ったセレクションをお届けします。
注目すべき映画作家として、フィクションとドキュメンタリーを融合しながら、コメディタッチで現在を描き出すその独特な作風で注目される若手女性監督ソフィー・ルトゥルヌールの作品を特集します。
発見/再発見すべき映画作家としては、ヌーヴェルヴァーグの監督たちの助監督、俳優を務め、「フランスのイーストウッド」(デプレシャン)とも評されるジャン=フランソワ・ステヴナンの監督作品を特集し、ジャック・リヴェットが絶賛し、まさにステヴナンに捧げられているパトリシア・マズィの記念碑的処女作『走り来る男』もこの機会にデジタルリマスター版で特別上映します。
また「カイエ・デュ・シネマ」が今年70周年を迎えるのを記念し、同誌で編集長を務め、1992年に他界してからも映画、そして世界を思考する上で影響を与え続けている「パッスール(渡り守)」、セルジュ・ダネーを巡る上映、トークも開催。
批評家、監督たちとのディスカッションも予定しています。一緒に映画を見て、語り合いましょう!
*3/5(金) 本企画の特別オープニングイベントをユーロスペースにて開催。
◆ゲスト:
マルコス・ウザル(「カイエ・デュ・シネマ」編集長)
青山真治(映画監督)、アルノー・デプレシャン(映画監督)、シェルロット・ギャルソン(「カイエ・デュ・シネマ」副編集長)、ソフィー・ルトゥルヌール (映画監督 予定) ほか
◆上映予定作品
Best of 2019-2020
- 『ルーベ、嘆きの光』(アルノー・デプレシャン、2019年)*特別オープニング上映
- 『叫んでいるなどとは思わないでください』(フランク・ボーヴォワ、2019年)
- 『バーニング・ゴースト』(監督:ステファン・バチュ、2019年)
- 『涙の塩』 (監督:フィリップ・ガレル、2020年)
- 『言葉と行動(ラヴ・アフェアズ)』 (監督:エマニュエル・ムレ、2020年)
- 『思春期 彼女たちの選択』(監督:セバスチャン・リフシッツ、2020年)
- 『8月のエバ』(監督:ホナス・トルエバ、2020年)
ソフィー・ルトゥルヌール特集
- 『思い出の船乗り』(2011年)
- 『セックス&フェスティヴァル』(2013年)
- 『奥様は妊娠中』(2020年)
ジャン=フランソワ・ステヴナン特集
監督作品
- 『防寒帽』(1978年)
- 『男子ダブルス』(1986年)
- 『ミシュカ』(2002年)
出演作品
- 『走り来る男』パトリシア・マズィ(1988年)
セルジュ・ダネーを巡って
セルジュ・ダネー出演ドキュメンタリー
- 『現代の映画作家シリーズ ジャック・リヴェット 夜警』クレール・ドゥニ(1990年)
ダネーにとって大切な作品たち
- 『秘密の子供』フィリップ・ガレル(1979年)
- 『ヴァン・ゴッホ』モーリス・ピアラ(1991年)
- 2021-03-05 - 2021-04-18
- 00:00
- 開場:15分前
- 1000円 ※チケットは Peatix にてのみ発売。発売開始日はおってお伝えします。
- アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
- 上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、お断りいたします。
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アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
〒 162-8415
15 新宿区市谷船河原町 東京都
第3回 映画批評月間:フランス映画の現在をめぐって
2021-03-05 | 第3回映画批評月間 特別オープニング上映イベント |